【感想・ネタバレ】恋する化石 「男」と「女」の古生物学のレビュー

あらすじ

オス? メス? 化石の性別はどこまでわかる?
恐⻯の恋愛はメスが主導権を握っていた?
ヒモ生活をしていたアンモナイトのオス?
「愛撫」と「快楽」の起源は太古の⿂にあった?
哺乳類はいつからおっぱいを飲んでいる?
世界最古の「4億年前のペニス」は誰のもの?

化⽯になった動物たちの「男と⼥の物語」が、今ここに蘇る!


今、私たちの世界には当たり前に「男」と「女」がいる。
でもその昔、この地球に生命が誕生したとき、「性」は気配ほども存在していなかった。

「男」と「女」はいつ生まれたのか。
そして「性」に目覚めた生物は、
どのような進化をたどり、この多様性に富んだ世界を作り出してきたのか。

恐竜、アンモナイト、絶滅魚類、哺乳類、介形虫などの古生物たちの化石に残された「性」の痕跡から、「生殖器」や「性的二型」といったオス・メスの特徴、「求愛」「交接」「繁殖」「子育て」といった男女の営みについて、科学の視点から迫る!

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Posted by ブクログ

本書は古生物の「エロ本」である。「エロ本」といっても極めて真面目な「エロ本」である。「化石」という行動の証拠をほとんど残さないものを対象に性交や繁殖などについてどこまで言及できるか、研究者たちの激闘の記録がここに記されている。
貝形虫にスポットが当たっているのが珍しくて面白い。
あとがきもとても良いのでぜひご一読いただきたい1冊である。

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2024年02月13日

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