【感想・ネタバレ】悪人すぎて憎めないのレビュー

あらすじ

バニー・マガリー刑事には、かつて最高の相棒がいた――1999年、アイルランド。ダブリンでは武装強盗が頻発していた。現金輸送車を襲う鮮やかな手口から、警察本部はカーター一味に目をつける。さらに、彼らが大量のコカイン密輸を計画しているという情報を得た。証拠を掴むため、特捜班に配属されたバニーと相棒の刑事グリンゴは一味を監視する任務につくが、ジャズシンガーの黒人女性シモーンと出会ったことで、バニーたちの運命は大きく変わりはじめ……。ノンストップ・サスペンス『平凡すぎて殺される』につながる衝撃のバニー過去編登場。/解説=川出正樹

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Posted by ブクログ

1999年、アイルランド。ダブリンでは武装強盗が頻発していた。現金輸送車を襲う鮮やかな手口から、警察本部はカーター一味に目をつける。特捜班に入った刑事バニーと相棒のグリンゴは一味を監視する任務につくが、ジャズシンガーの黒人女性シモーンと出会ったことで、運命が大きく変わり……。『平凡すぎて殺される』につながる衝撃の過去編にして、最高のバディ・ミステリ!

前作が今一つだったので、やや心配だったが、読んでみたら、ユーモア控えめのノワールでした。お勧めです。

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2025年04月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2025年の18冊目は、クイーム・マクドネルの「悪人すぎて憎めない」です。「平凡すぎて殺される」に始まるシリーズの前日譚、主人公は若き日のバニー・マガリー刑事になります。個人的にもアノラックは大好きです。結論から言うと、これが一番好きです。いつもの良さに加えて、ハードボイルド的要素(解説ではノワールと言及されています)も加わり、ネオ・ハードボイルド、ネオ・ノワールの良作に仕上がっていると思います。強いて言うならば、最後、全てが読者が想像する方へと収斂して行く様子が、予定調和的と捉えられる事かもしれません。決して、嫌いな訳では有りません。驚きが欲しいだけです。
舞台は、1999年のアイルランド、ダブリン。連続して起きている武装強盗団による事件の顛末を軸に主人公バニーと相棒グリンゴの活躍!?、バニーとシモーンの恋の行方が時に可笑しく、時にシリアスに描かれて行きます。バニーと尼僧達、バニーとパーリングチームのメンバーとのやり取りも良い味を出していると思います。
☆4.6相変わらず、原題が素晴らしい。

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2025年05月11日

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