【感想・ネタバレ】銀杏堂のレビュー

あらすじ

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小学1年生のレンちゃんガ登校途中に見つけた、
「銀杏堂」という骨董屋さん。店主は高田さんというシワシワのおばあさん。
でも、高田さんはただのおばあさんではありません。
冒険する骨董屋です。店に並ぶのはすべて、高田さんが世界中を旅して集めてきた幻の品ばかり。
それら一つ一つに、高田さんの冒険ものがたりと人生の思い出が詰まっています。
レンちゃんは、毎日のようにお店に通い、高田さんから骨董にまつわる話を聞くようになりました。
これは、そのお話14篇を書いた本です。
カラーイラストも美しい贅沢な、プレゼントにも最適な一冊。

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Posted by ブクログ

高田さんのお店にある骨董品はどれも不思議なものばかり。小学1年生のレンちゃんにお話するていで、骨董品にまつわる冒険譚が語られます。どの逸話もあり得ないお話ばかりで、息子は「ほら吹きばあさんだなぁ」と言って楽しんでました。挿絵が美しいのも魅力です。

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2022年12月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

作者さん、横浜育ちの札幌在住だそうで。
私は北海道出身、札幌に住んでいたこともあるし、いまは東京に住んでいて、横浜にも行ったことがあるので、挿絵の風景がなんとも懐かしいような、親しみ深いような、そんな街並みのものもありました。

個人的には、「サバンナの逃げ水」のお話が素敵でお気に入りです。どのお話も心踊る冒険譚なのですが、サバンナの逃げ水には、銀杏堂店主・高田さんの青春時代を思わせる素敵なエピソードが。
また、「文字虫」の話はグッと切なくなるもので、大人が読んでも考えさせられるものだと思います。

お子様にはもちろん、大人が読んでも楽しめる作品です。なにより、レンちゃんが子どもらしくて、とっても可愛くてほっこりします。

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2021年08月15日

Posted by ブクログ

ユニコーンの喉に抱えた悲しみのエメラルドの話がとてもいい。
堪えて抱えたものの美しさをそんな風に表現する人がいるのかと驚いた。
キャラ立ちは少し弱く、ありがちな設定ではあるし、話が内容の割に短くて入り込みにくいが、それを色鮮やかで美しい色合いの挿絵が補って余りある。
内容や長さからいって、就学前のこどもに読み聞かせするのに適する。しかし、児童文学に触れて来なかった大人だと手に取りにくいかもしれない、こども個体ではもっと手に取らない、
こんな本読みだけではもったいないなあ。

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2018年01月07日

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冒険する骨董屋さん!
12篇の物語があっという間でした。
最後のラクダに乗る高田さんの絵が本当に素敵。終わりなのにいちばんワクワクした瞬間!

装丁はもちろん、全ページの紙質が触り心地良かった。
ほとんどカラーの挿絵もとても綺麗。
作者の方が挿絵も描かれているので、まさにこれがこの本の世界なんだなぁと感じられました。

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2017年01月03日

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ネタバレ

小学生の知り合いに勧められた。
『読みやすいし絵が綺麗』
なるほど、おっしゃるとおり。続編あるかも!
期待させるファンタジーでした。

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2020年01月21日

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ネタバレ

表紙が美しかったので手にとる。
中にもカラーの挿絵があって、とても綺麗。
色合いが素敵。桜の下のユニコーンなんて、みたことない。その時の高田さんのワンピースの色の綺麗なこと!P114のレンちゃんのワンピースも素敵!女の子ゴコロをくすぐる色使いだなあ。大仏山とかユーモラスなものも。
銀杏堂とゆー骨董屋さんの主人である高田さんのうそみたいな品物の由来の数々。
おもしろかった。
短くて読みやすいので子どもが読むにはぴったりかな。
シンプルな、大人が子どもに話して聞かせるザ・おはなし、って感じ。
ねえねえ、今日はどんなお話?っとわくわくして目を輝かせる子どものために
ひとつひとつ増えていったお話、という印象。

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2019年04月02日

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ふしぎな商品がたくさんある骨董屋さん。骨董屋さんのご主人となかよくなった主人公はいろいろな変わったものを紹介してもらいます。

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2017年03月09日

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ネタバレ

レンちゃんが勇気を出さなかったら2人は出会えなかった。
レンちゃんが勇気なんていらないくらい大人だったら、高田さんはレンちゃんにしたようなお話はしてくれなかったかもしれない。
二人が出会えたのがこの時で良かったなぁ。

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2024年06月26日

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骨董品の収集にまつわる思い出を語るファンタジー世界。銀杏堂の店主は各世界を巡って集めた骨董品に価値がないと悩んでいたが小学生のれんちゃんの人形を持って避難するという言葉に生活必需品は大切だけど精神的に必要なものもある事を教えてもらい自信を持つ。
孫ほどに離れていても教えられる事、友だちになれる事ができると教えてもらえた。

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2023年10月12日

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素敵な創造力の物語。物にはそれにまつわる物語と人の思いがある。物を大切にする事は巡り巡って人を大切にするということ。物にまつわるその人の思い出を大切にすること。相手の気持ちになって、大切な物にまつわる話を聞いてみたい

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2023年09月02日

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骨董屋さんの高田さんと小学校1年生のレンちゃんとの小さなお話。

変わった品々が並ぶ骨董屋に足繁く通うレンちゃん

これはなあに?と高田さん尋ねると…
1つ1つの骨董品にはそれぞれのストーリーがあり、
高田さんの冒険物語が次々語られる。

どれも楽しげな短いストーリーで、
次はどんな骨董品が出てくるかな?と少しわくわく。
寝る前の読み聞かせにちょうど良いかもしれない。

読んでいたらぼた餅が食べたくなった。

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2022年02月04日

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面白かった!
骨董にまつわるエピソードが短編で書かれているのでサクサク読めるし、イラストが素敵です。

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2021年03月16日

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レンちゃんと骨董屋さんのおばあちゃんのお話。
骨董品1つひとつに不思議な思い出が宿っている。
「わたしはただものを売るだけではなくて、ものがたりを売る人になりたいのです。」というレンちゃんの将来の夢の作文の言葉が素敵だなぁと思った、

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2019年10月06日

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小学1年生のレンちゃんは登校途中に気になるお店を見つけました。「銀杏堂」というそのお店が扱うのは、骨董品。店主は高田さんというシワシワのおばあさんです。でも、高田さんはただのおばあさんではありません。冒険する骨董屋です。店に並ぶのはすべて、高田さんが世界中を旅して集めてきた幻の品ばかり。巨大なにしき鯉のうろこ、稲妻のかけら、ユニコーンの喉につかえていたエメラルド、李白が皇帝から贈られた瀬戸物の猿、、サバンナで捕まえた逃げ水、溶岩で作ったコーヒー、南極に生育するサボテンの樹液……それら一つ一つに、高田さんの冒険ものがたりと人生の思い出が詰まっています。レンちゃんは、毎日のようにお店に通い、高田さんから骨董にまつわる話を聞くようになりました。

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2018年09月20日

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あちこちで随分評価が高いので読んでみた。
不思議な物を物語付きで売る骨董屋というとマコックランの『不思議を売る男』が真っ先に思い浮かぶ。個人的にはマコックランの方が好きだが、ガーリーでキュートな感じは女の子にウケると思うし、作者が絵も描いているので雰囲気もピッタリ。カラーの挿し絵という点でも魅力的。
ただ色々読んできちゃうとエイキンの『しずくの首飾り』と比べてしまう。あれに匹敵する不思議で魅惑的な物語はちょっとない。そこまでの魅力は感じなかった。
でも初めて読む子どもはきっと気に入ると思う。クラフトエヴィング商会の本にも似たようなのがあって、実物のオブジェの写真がついていてステキだった。もちろんクラフトエヴィング商会が先に出ている。大人にはあちらの方がいいようにも思う。
年取ると似た本を知ってるからどうしても辛い評価になってしまうが、子どもに渡すには本当にいい本だと思う。

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2018年09月23日

Posted by ブクログ

なんだか大人っぽい、ってもう別に若くもないんですけど読んでてそう感じたのは、主人公のレンちゃんの目線で作品を眺めたからでしょうか。
「にしきごいのうろこ」「いなずまのかけら」「四つ葉のクローバー入りエメラルド」「朝つゆのクモの巣ネックレス」「サバンナの逃げ水」「文字虫」…
店主の高田さんがお店の品物一つ一つについてリンちゃんに教えてくれるお話はどれも不思議で、話に出てくる若い頃の高田さんも格好よくて…
骨董屋さんー銀杏堂の古めかしくてなんだかわからないけど、きれいな品物たちを、背伸びしてわくわくしながらもどこかこわごわ見つめているような、そんな気持ちになりました。
そんな「ものたち」を描いているからか、丁寧にそっと読まないといけないような気がして、息を潜めたまま読み終えていました。
イラストも内容とあっていてすごくいい、と思ったらどちらも著者によるものだったんですね。最後の手紙もすごく好き。

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2018年06月20日

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