あらすじ
出版社で働く柚希は、人に対して自己主張ができない性格。小説の編集者になりたくて出版社に入ったが、入社以来求人誌の編集部で働いている。柚希には小説家を目指していた高校時代からの親友・彩羽がいたが、彩羽は二年前に事故で亡くなっていた。柚希はその事故の原因が自分にあると思い込んでいた。絶望的な状況の柚希の前に、ある日赤いパーカーを着た青年が現れる。青年は柚希に「僕の名前を呼んで」と語りかける……。
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Posted by ブクログ
冬シリーズが好きになって
手に取った一冊です。
今回はどんなストーリーなんだろう
っていつも楽しみにしながら読んでいます。
柚希が小説の編集者になりたかった理由が
親友の小説に関わりたいからって
本当に大切な目標だと思ったし
いつまでもその親友を大切にして欲しいとも思った。
だけど
その親友が事故にあったなんて
柚希の悲しみは私の想像を越えているんだと思う。
そんな時に青年から声をかけられて
まさかその青年が
柚希の亡くなった双子の兄妹だったとは
思わなかった。
でもその青年がいて
色々なきっかけをくれたから
親友に起きた事実を知ることができたし
幾つかの誤解を解くことができた。
誤解を無くすことは難しいけど
1つでも誤解を減らすために
意固地にならずに
周囲の話しに耳を傾けないとな
と思いました。