あらすじ
不本意ながら、帝の腹心の部下となってしまった内裏女房の大江コウ子。東宮の立坊を機に返り咲きをもくろむ南院家にはすり寄られ、帝の寵愛をコウ子が左右しているという噂を聞きつけた北院家からは袖の下を送られ、日常業務もままならない。そんな中、南院家の流れをくむ二の宮が身罷り、コウ子が法要の手伝いをすることに。だが法要直後に二の宮の母・九条女御が急逝。さらに予想だにしない事実と事件が待ち構えていて? 渦中のど真ん中に据えられたコウ子は、すべての火の粉を払うことができるのか!? 働く平安女官のお仕事事件簿、第5弾!
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Posted by ブクログ
面白かった〜〜。荇子も如子も良い感じ。
まあ、わかってない人々とかもおるが、
悪くない読み心地。
変わりない素晴らしい衣装とセンス、
素敵平安おしゃれ小説。
そして、竜胆宮と三の宮、良いです。
大変良い。
Posted by ブクログ
面白かった。竜胆の宮と大納言の大姫、発展していきそうでいい感じ。母親がくせ者?
九条女御の不運さ(どちらかというと宮たちの不運さ)と子どもを思う心が哀しい。読んでいる人からはすぐにどういうことか、分かるけれど、聾唖の人からはどういうように思われるか、というすれ違いが読ませるなあ、と思った。
Posted by ブクログ
頭中将の変化に驚く。基本的に根が素直なんだろうね。今回は征礼の出番少なめ。如子の毒舌が炸裂していて小気味よい。三ノ宮、強く生きて欲しい。面白かったー。