【感想・ネタバレ】商売心得帖のレビュー

あらすじ

松下幸之助が世を去って11年が経つ。しかし、経営者の人気度を調査すると、いまだに上位に顔を出している。徒手空拳から事業を興し、一代で世界的な電器メーカーを育て上げたカリスマ性に、衰えぬ人気の要因があるのだろう。まさに本書には“商売人・松下”の考え方の真髄が詰まっている。物が売れない時代に商売の原点を見詰め直すための絶好の一冊といえよう。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

仕事に対する姿勢など 多忙の中では 忘れがちな大切なことを 改めて気付かせてくれる。

一軒のお得意を守り抜く事は、百軒のお得意を増やすことになるのだ、
また逆に一軒のお得意を失うことは、百軒のお得意を失うことになるのだ、
というような気持ちで、商売に取り組んでいくことが肝要だと思います。

~だれも相争うために商売をしているわけではありません。
だから一方で適正な競争をしつつも、同じ道に携わる店どうし、
お互いによしみを通じて行くことが大切になってくると思うのです。
同業者とよしみを通じて行く心は、お客様を大事にする心であり、
お店の繁盛に結びつく心だと思うのですが、いかがでしょうか。

(お得意から値引きをせまられて)
その時分は20人近い従業員がおりました~
その人たちの顔がポッと浮かんだ。
それで、自分の感情だけで値段を決めてはいけない、
みんなが汗水たらして作ってくれたものだから、
その人達の努力というものを
自分の一存で左右することは許されない、というような感じがしたのです。

(人の)長所を見ることに七の力を用い、
短所を見ることに三の力を用いるのが、だいたい当を得ていると思われます。
豊臣秀吉は織田信長の長所を見ることに心がけて成功し、
明智光秀はその短所が目について失敗したといいます。
心して味わうべきだと思うのです。

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2011年01月02日

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