【感想・ネタバレ】邪馬台国とヤマト建国の謎のレビュー

あらすじ

卑弥呼のついたウソがわかれば、邪馬台国論争は終焉する。倭国の女王・卑弥呼は、魏の使者の邪馬台国訪問を、あらゆる手段を講じて、妨害していたのではないか。邪馬台国から朝鮮半島に続く道は、古代の流通と外交上の要衝であった。ところが対馬、壱岐を経由して九州島の末盧国にたどり着いたあと、「魏志倭人伝」には不思議な記事が載る。末盧国には四〇〇〇余の人家がある。山海のまぎわに棲んでいる。草木が茂り、前を行く人も見えないほどだ。(中略)東南に陸路を進むと、五〇〇里で伊都国に到着する……。末盧国から伊都国に向かう重要な道が獣道よりもひどかったという話、にわかには信じられない。ここは、船を利用するべきだったし、普段の倭人は、そうしていたはずなのだ。最後の最後で、船を使えぬ重大な理由があったのではないか……。文献と考古学から最大の古代史ミステリーに迫る! 文庫書き下ろし。

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Posted by ブクログ

北部九州の卑弥呼が「われわれはヤマト(邪馬台国)」と、偽って魏に報告したと推理した、と知って思いもよらぬことだと思った。
いまだにキリスト教世界が過去の植民地支配やその過程で起きた悲劇的なあれこれに謝罪せず、一部の地域で支配地を手放さない、一神教が砂漠で生まれ、『旧約聖書』の中で、神自身が「私は復讐する」と宣言しているのは、多神教も大事だし、今も日本が、多神教だというのは、誇れる事ではないでしょうか。日本人から見れば、一神教は信じがたいし、一神教の人から見れば多神教の考え方は、理解できないかもしれない。

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2023年09月29日

Posted by ブクログ

読み易かった。
邪馬台国論争の歴史や畿内説・北九州説の根拠と可能性などわかりやすく解説。北九州説が有力か。

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2022年07月30日

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