【感想・ネタバレ】改革・改善のための戦略デザイン 自治体DXのレビュー

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Posted by ブクログ

 地方自治体におけるDXについて、先進事例とDX推進時のポイントを説明している本。
 DXを、業務改善・効率化を目的とするカイゼンDXと、外部環境の変化に対応するために既存のスキームを抜本的に変革する戦略DXの2種類2区別している。どちらのDXにしても、利用者視点でニーズを取り込んだデジタル化が必要である一方、失敗を許さないような調達スキームや、既存業務に忙殺される職員側の改革意識、そもそもデジタル化してないことで必要な情報整備ができない負のスパイラルなどが自治体のデジタル化を阻害している。
 掲載されている先進事例も本書でいう改善DXが多く、利用者よりもニーズを探りやすい職員側に立った業務改善が先行している印象を受けた。一方、北見市の「書かない窓口」のよう住民サービスを改善しているような事例もあり、自治体側がトップダウンで変革の意識を持てるかが推進力の鍵になると感じた。

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2023年02月08日

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