あらすじ
本書は「怒れない人」のためのアンガーマネジメント本です。
怒りの感情をコントロールするために米国でうまれたアンガーマネジメントでは、「怒れない」こともきわめて重要な状況・症状として捉えます。必要な時に正しく怒り、不必要な時には怒らないためのトレーニングがアンガーマネジメントです。怒りは生き物が持つ、ごく自然な防衛感情です。あなたの人生をより良く、実り多きものにするために、怒りは絶対に必要な感情なのです。
世の中を見れば老若男女を問わず、直接自分には関係のないことに対してまで怒っている人がたくさんいます。けれど、その影で声を上げずに我慢している人も多くいます。正しく怒れない人の特徴はおおよそ7つに分けられます。本書ではタイプごとに解消すべき事柄を提示し、怒り方のポイントやコツを伝えます。巻末には「うまく怒れない人のケーススタディ」を掲載しましたので、すぐにお役立ていただけると思います。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
あなたは穏やかだよね。まるで仏のよう
そう言われて振り返ってみれば、ただ怒らない人になっていた。正しくは怒り方がわからなくなっているひとだ
怒る人はなぜ怒るのかわからないし、怒られる理由もわからない。挙げく怒られている自分を責める
本著は大人しすぎて苦しくなっている万人に進めたい。そして怒りは形を変えて表現してほうがいいものとして本著を活用してほしい
自戒をこめて
Posted by ブクログ
怒り上手はリクエスト上手
アンガーマネジメントの目標は、怒る必要のあることには上手に怒り、それ以外には怒らなくてすむこと。本書は私のような「怒れない人」のための本だ。
そもそも怒りとは何かや、怒るのが苦手で面倒だと思う理由を見ていく中で、自分の課題に気づけた。
怒ることを必要以上に恐れることはなさそう。周りに上手く怒る人がいたら真似したり、「怒ることに自信が持てるようになる10の習慣」を1つは意識したりとできそうなものからやっていきたい。
Posted by ブクログ
(心がしんどくなったので自己啓発本を読む①)
この本には、怒れない人に対する処方箋が書いてある。
以下、簡単なまとめ
①怒れないことへの弊害
・自分が我慢すればいいと思っている?
⇒怒れないことで大切なものを失う。
・怒っても意味ない、相手に伝わらないと思っている?
⇒それは、怒り方が下手、慣れていないだけ。慣れていこう。
・間違えたくないから怒りたくない?
⇒まずは、自己肯定感を持つことから始めよう。
②怒り方について
怒ることは、「リクエスト」である。
いつ、何を、どの程度、どうしてほしいか を具体的に伝えることが怒ることである。
③怒ることに自信が持てるようになる10の習慣
=要するに、自己肯定感を高める方法
1.マイナス感情をなかったことにしない
とにかくマイナス感情を言語化して書き留める。(見返す必要はない)
2.小さな幸せを見逃さない
1と同じ。とにかく書き留める。
3.小さな成功に気づく
1と同じ。とにかく書き留める。どんな成功も成功である。
4.ありがとうをたくさん言う 感謝されることに慣れる
5.承認する/承認されることに慣れる
結果、行動、思考、存在の順に認められるようになる
最初は小さな結果を認めることからスタートする。
6.誰かと比べない
7.大好きなモノを一つだけ見つける
8.付き合う人を選ぶ
それができれば苦労しないって。社会なんだから
9.マイナスをプラスに言い換える
無理にポジティブというよりかは、何個も見方を見つけるということ
10.今目の前のことに集中する
マインドフルネス的なこと。怒られてもやもやしたらマインドフルネス
④ケーススタディ
その場で、どう怒ればいいかが分からない
⇒その場では納得しない旨だけ伝えておこう。その後なるべく早く考えをまとめて伝える。
怒れない人に対して、怒らないことに対する弊害と、怒るとはどういうことか、怒れるようになるためにはどうすればいいかという視点を提供してくれる本だった。
個人的には、怒れなさ過ぎて=自分の主張をはっきりと通せなさ過ぎて心を壊してしまったマンなのでこうした視点を提供してくれたことはありがたい。
(「怒れよ!」と怒られることがままある、意味わからない状況に置かれている。)
今まで思っていた、「怒る」のイメージは、声を荒らげて、相手を委縮させ、自分の主張をねじ込む、ということだと思っていた。
だから、まさに自分は、そんなことできないし、そんな面倒なことをするんだったら波風立てない方がいいよな、という考えを持っていた。
ただ、「怒らないと自分の大切なものを失うことになる」という視点を知り、守るための怒りこそ大事なのだと感じた。守らなさ過ぎて、自分の心が壊れてしまったのがまさに今の状況。
そして、「怒り」というのは、「リクエスト」するという視点を知り、怒りに対するハードルが下がった。自分が、何をしてほしいか、明に伝えることで、「怒り」になるのだ、というのは、自分にない視点だった。
また、自分は「怒り」よりも先に「悲しみ」が来ることがすごく多い。というよりも、自分が悪い、と思ってしまうことがある。だとしたら、それを伝えることも方法の一つなのだろう。悲しいです、怒っていますということを伝えることである。
さらに、自分は、そもそもその場で「怒り」あるいは「悲しみ」の感情を覚えてもその場ですぐその感情や論理を言葉にすることができない、という厄介な性質を持っている。だから泣き寝入りしてばっかりである。そうした場合は、まず、「怒り」「悲しみ」があるということを伝えて持ち帰り、直ぐ整理して伝える、という技法も参考になった。
でもやっぱり、最後に壁になるのは、「自己肯定感」なのだよな。これが私はあまりにも低い。習慣はいくつか提示してもらったが、それができれば苦労しねえよな、ということばっかりである。
【今回の学び】
・守るための怒り。自分にとって守らなければならないものを、明確に持つ。
・怒りはリクエスト。まずはリクエストすることから始めよう。
・その場で浮かばなかったら、まずは怒りだけ伝える。
・でも最後はやっぱり自己肯定感。習慣の1~3くらいは取り入れようかな。
Posted by ブクログ
なぜ怒れないのかを言語化してくれ、怒るために必要なことをわかりやすく教えてくれる本
個人的には怒り上手はリクエスト上手という節が一番腑に落ちた
怒ることに自信が持てるようになる10の習慣という章において、マインドフルネスやリフレーミングなどの要素が紹介されているが、それらのソースや用語がないため読者が自ら調べて習慣を強めることができないのは残念なところ
Posted by ブクログ
タイトルですごく気になった本
怒れない事情に対して、すごく共感できる笑
女性が怒るとヒステリーとか言われるし、大事なポイント
10個の習慣は意識してみようと思う