あらすじ
「あなたは悪くないんです。」(「燃やす」)「私たちは、この世界で役割を与えられた係なんだ。」(「孫係」)「弱いことってそんないけないんですか?」(「マタニティ」)――さまざまな人生の転機に、まじめさゆえに孤独に思い悩んでしまう女性たちの背中をそっと押して、新しい世界に踏み出す勇気をくれる魔法のひとこと。珠玉の八編、ついに文庫化!巻末に長濱ねるとの特別対談を収録。
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Posted by ブクログ
対談の中にも書いてあったように、自分の読むタイミング?時期?で感想や受ける印象が変わる本だな、と思いました。
皆さんも言うように私も「孫係」が今は一番理解できると言うか、しっくりきました。私もそうやって、処世術じゃないけど、生きてきたなぁと思いましたね。でも、その良き理解者が孫と祖父っていうのは面白かったです。
あとは「ドラゴン・スープレックス」のおっさんの言葉も分かってはいるけど、改めて人に言われると救われる時があるなぁ、と。
この本が好きだと言う人が多いのは分かる気がします。
Posted by ブクログ
「孫係」
いい子でいようとするとしんどいし疲れる。
共感しかなかった。
「ドラゴン スープレックス」
まじないや縁起なんてな、自分で決めるもんやねん。→自分の幸せになるためのものやろ?それに囚われるのはおかしいやんか。
これもそうだよなってはっとした。
良かった。
Posted by ブクログ
女性が主人公の短編が8作品。どれも読んでいてつらいテーマだと感じたが、現実的だった。どの主人公にも共感できる部分がある。同じ経験をしたわけでもないのに「わかる」と思わせる力があるのは、人間のよくある心の動きを描いているということなのかもしれない。
心にグッと爪痕を残したのは『あねご』だった。女性の親族の間で受け継がれる呪いのようなものが、最後の『ドラゴン・スープレックス』で祝福に代わっていた。しがらみも少しだけ愛せるような、不思議な気持ちで本を閉じた。
Posted by ブクログ
燃やす
けいちゃん
お兄ちゃんのお下がりのジーンズ、ジャージがお気に入りで、女の子らしいずぼんは嫌だった。
上のお兄ちゃん
下のお兄ちゃん
お母さん
「はすっぱ」であることを、ほとんど使命にしているみたい。
おばあちゃん
いつもおしゃれをしていた。
お父さん
けいがハイハイをいていた頃に家を出て行った。
背が高く頭が禿げていて髭がぼうぼうの男
裏のおじさん
花壇を手入れしたりウサギの世話をする人のはずだけど、大抵焼却炉にいた。
いちご
浮ちゃん
浮太郎。いちごを育てている。九州の祖父の家の後ろに住んでいた。
私
浮ちゃんとは父方の「遠い親戚」と教えられていた。
弟
孫係
おじいちゃま
長野県で大学の教授をしている。私のママのパパ。
おばあちゃま
私が小学三年生の時に死んでしまった。
私
すみれ。
ママ
パパ
ラブ
コッカースパニエル。
さくら
あねご
私
「イベントサークル」とは名ばかりの、お酒ばかりを飲んでいるサークルに入った。大学一年生なのに「あねご」というあだ名をつけられた。卒業後、食品会社の事務で派遣社員をした。キャバクラで働く。
マイ
園田
キャバクラの常連。
姫香
園田がいつも指名してたキャバ嬢。
お母さん
お父さん
Aさん
俳優。
モリ
芸人。
オーロラ
トーラ
ダンサー。
私
ケイ。会社員。外資系のコスメティックブランドのPRをしている。
メアリ
宿のオーナー。五十代半ばの大柄な白人女性。
マタニティ
私
子どもが出来た。
徳永亮平
田端の大学の同級生。バツイチ。医療系の出版社に勤めている。
田端
徳永を飲み会に連れてきた。
モイ
私が飼っている猫。キジトラ。
ドブロブニク
私
ゆき。大学卒業後に劇団を立ち上げた。
梨木陽平
劇団の主宰。
吉岡
劇団の初期メンバー。
ドラゴン・スープレックス
おばあちゃん
信心深い。本当はひいばあちゃん。
私
樹絵瑠。おばあちゃんには喜恵と呼ばれている。
おっさん
元大学教授だったとか研究者だったとか。
ママ
ダミアン
ママの彼氏。ジャマイカ人。
裕子
ママのママ。