【感想・ネタバレ】どうしても生きてるのレビュー

あらすじ

死んでしまいたいと思うとき、そこに明確な理由はない。心は答え合わせなどできない。(「健やかな論理」)尊敬する上司のSM動画が流出した。本当の痛みの在り処が写されているような気がした。(「そんなの痛いに決まってる」)生まれたときに引かされる籤は、どんな枝にも結べない。(「籤」)等鬱屈を抱え生きぬく人々の姿を活写した、心が疼く全六編。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

社会のやるせなさというか、ハッピーエンドにはならないよねという短編集。東海オンエア見るのやめよ。バカみたいなことをやって生きられのは男だけ?嘘をつかなければいいの?

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2025年08月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読み終わったあと何とも言えない複雑な気分になる
でも読む手が止まらない

生きるってこんな感じだよね

最後の短編は、ちょっと前向きになれた最後向きの短編

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2025年07月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

自分の生の轍や人との関わり、考え方へ疑問や後悔や悩みを募らせている人々の短編集。
ただ、物語的なハッピーエンドや救いが必ずある訳ではなく、その人にとっての解を何となく見つけたり、それが人生だと諦めにも似た終わり方であったり。メンタルが終わっている時に読むと、大人は辛いかもしれないなと思いました。
後の「籤」という話はかなり前向きな終わり方。
今までの人生どれだけハズレを引いただたろう?あの時、あっちを選んでいたら。こうしていたら。ああしていなかったら。たられば、あの時の私。
ただ、ハズレと思っていたことが実はそうではなかった、ということも多い。というかハズレをハズレたらしめるのは、ハズレだと思っている自分の考え方だけなのであって、それは他人から見たら当たりかもしれない最高にベストな選択の可能性もある。ハズレと思っていた選択。でも、だからこそ今こうである。そんな考え方をしていくべきですね。
最後の文章。「明転した。私の舞台。私の人生。」全ての登場人物と、自分自身の人生に思い悩む全ての人々が、いつかこのように思える日が来ますように。

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2025年11月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

朝井リョウさん、結構希望に満ち溢れた本を書く勝手な偏見があり、個人的にあまり読まない作家さんだったんだけど、結構絶望のままで終わる短編集だったのが良き。思ったより良き。
みんな絶望のなかで生きてるよね。死ぬ勇気も死ぬ理由もないもんね。とりあえず前を進む少しの力しかないよね。

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2025年07月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

朝井リョウさんの現実の切り取り方、理解の深さには毎回ハッとさせられる。
身近にいるけど何考えているのかわからない人って、実際は多分こんなこと考えているのかな。
と思わせてくる。
最後の、引き当てるというテーマが誰しも共感できるだろうし、私も刺さった。
なんで私がこんな目に、という不運を肯定的に捉えようという自己啓発本とかはたくさんあるけれど、この話は結論としては似たようなところに落ち着いているんだけど、そこまでのプロセスが人間味をすごく感じた。
下を見ることで世の中の理不尽さを肯定するような。
生きているなと突きつけてくる解像度の高さが朝井リョウ全開で読み応えがありました。

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2025年10月12日

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