あらすじ
死んでしまいたいと思うとき、そこに明確な理由はない。心は答え合わせなどできない。(「健やかな論理」)尊敬する上司のSM動画が流出した。本当の痛みの在り処が写されているような気がした。(「そんなの痛いに決まってる」)生まれたときに引かされる籤は、どんな枝にも結べない。(「籤」)等鬱屈を抱え生きぬく人々の姿を活写した、心が疼く全六編。
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Posted by ブクログ
短編集。ひとつひとつが重たくて、読み応えがあった。朝井リョウさんは本当に今を切り取るのが上手な方だと思う。解像度が高すぎる。
読んでじゃあどうやってこれから生きていったらいいのと答えを差し出してもらえるわけではないが、切り取って言語化されたものを読むことで、自分自身を客観視して少し生きやすくなる感じがする。
明らかな東海オンエアがいた。豊橋レンジャー。まんぷく堂でラーメン早食い。私の大好きなYouTuber。どうでもいいことを楽しそうにやっている人たちを、無感情にだらだら観る時間が、今日生き延びるために本当に必要だったりする。今は、ショート動画を観て短い時間で面白いところだけをひたすら流し見してドーパミンをドバドバ出す時間が、死にたくなった時、生きているのが辛い時、嫌なことがあった時、仕事で疲れた時、、、これがないと生き続けられない必要なものとなっている。何もない時にそれやると世の中の感動の閾値が上がって、頭が悪くなりそうだからやらないよう気をつけてるけど。
不倫は最低。気持ち悪い。女性の方が仕事で成功して活き活きと過ごしているからってプライドが傷ついたとかもう抱けない勃たない、不倫するとか、男ってどうしようもない生き物だなって思った。ただ、仕事で無理難題を押し付けられ、それでも上司にぺこぺこして生きることを強いられている人たちは可哀想だと思う。甘えたい、大人だって思いっきり甘えさせてもらいたい。
外れ籤を押し付けられ、受け入れるしか無い人生。受け入れる、受け入れないじゃないっていうところが印象的で、女性の苦悩だと思った。