あらすじ
寂しさを消すことができるなら、私は死んでもいい――
女が女になり、女でしかなくなる瞬間を描く問題作!
わたしの心が「寂しいの、なんとかして」と色目ならぬ物欲しげな瞳を駆使して、受動的に、男を付け狙っているわけです。(中略)
男に付け込まれるように、狙われるように、心がそういう風に巧みに振る舞っているわけです。
これがわたしの本性であるところの「受け身のストーカー」です。(本文より)
これは、性にまつわるあらゆる体験を味わい尽くす「女」の物語。
女という性をやめられず、女という性から逃れられない「生」の先には何が見えるのか?
太宰治の『人間失格』を下敷きに、「女性が女性であることで覗きこむ深淵」を照らし出す意欲作!
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Posted by ブクログ
これ絶対私好きだろうな〜と思っていたのですが、ほんとによかったです。
女性性にフォーカスした作品で、きちんと母性とか処女性との対比(違い)も意識して描かれていました。
たぶんこれあまり売れてない(流通してない)ような気がするのですが、なぜ!?と不思議なくらい。
若干、終わり方がふわっとしているような気がしますが、話の展開というよりは要素や描き方が面白い作品なので、個人的にはあまり気にならずでした。
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すきなひとは、死にました。そうして、わたしだけ助かりました。
女にあるまじき女です。母親になれなかった、なろうともしなかった、出来損ないの、不完全な女です。女の恥。罪深き女。恥の女。
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Posted by ブクログ
結婚について、「男と女が為すことですから、これはもう、過ち以外の何物でもないでしょう。」「人間同士が為すことだから、その行為自体が過ちである」という言葉がとても印象的でした。
Posted by ブクログ
すごい刺さる本だった。この人の経験は全く共感できないけど、要所要所にでてくる考え方とか理想と現実とか今の自分に刺さりすぎて辛くなった。
「生きていくことがどんなにつらく、どんなに苦しくても幼い子供には生きていく以外にできることはありません。」って本当にその通りだな〜って思う。なんのために生きてるのかわからないのに生きなきゃいけなくて厄介な世界だよな…
「餓死することよりもママに嫌われる方が怖い」って本当にその通りでママにもそうだし他人にも嫌われるの怖すぎてキョロキョロしてる自分って周りからこんな滑稽に見えてるんだ。って思った、。
「どんなに孤独を愛していても、、ひとりでは生きていけないのです」「最も厄介な感情は寂しい」この二文が本当に刺さって、、、私も1人が大好きだけどやっぱり寂しいし、やっぱり誰かに認めてほしいし、厄介な感情だな〜
この作者は自分勝手だし、プライドの高さが垣間見える
(と泣いて(もちろん嘘泣きです)とか)のがイライラしたけど私も周りから見たらこう見えるんだろうな〜作者は自分の人生を恥の多い人生って言ってたけど私の人生も大好きだけど恥の多い人生だな…