【感想・ネタバレ】花あらしのレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2021年11月03日

時代小説シリーズ3

《いざよふ月》
十九歳違いの嶋村鞆音の後妻に入った雪路。幸せに暮らしていた雪路であったが、夫・鞆音が落馬して、絶命してしまった。
二年後、嶋村の嫡男・裕一郎が、嫁を迎える事になった。

《平左曰う》
武具方御弓組の脇田平左衛門は、結構人である。ところが、おおらかな性格が酒が入る...続きを読むと、一変、曰い始める。

《花あらし》
奥右筆・立花倫仁は、お家の騒動に巻き込まれ、切腹する事になった。病弱な妻の萩乃は、後を追う。
萩乃の面倒を見るために、実家からついて来た、萩乃の義妹の決意は・・。

《水魚のごとく》
杉浦甚内は、出奔した友・布施威一郎の妻・華世を娶った。
華世は、威一郎の子供を宿していたが、甚内は、自分の子供として、愛しんだ。
ところが、死んだ筈の、威一郎が生きていて、それを知った華世は、自裁した。
そして、娘の小百合の夫が、口論の末、殺されてしまう。

《椿落つ》
シリーズを通して登場する、保坂市之進。
市之進の屋敷では、心のどこかに疵「抱えた者同士、互いに労わり合い、支え合いながら、生きている。
大祖母・槙乃は、自分の時期を悟り、市之進に、ある事を打ち明ける。

今井絵美子、比較的初期の作品。
耐える女性を、緩やかに描いている。

0

「歴史・時代」ランキング