子どもはいつだって大人に守られるべき存在。でも、「大人」と「子ども」の境界線は曖昧です。
…なんだか奇妙な関係ではないですか?
2080年、日本。15歳未満の子どもの数は、人口のわずか0.1%になっていました。
大人は子どもに敬語を使い、彼らの寝食や教育は学校によって管理されています。
三田一重も、大黒愛護学園で保護される子どものひとりでした――雪が降るクリスマスに、同級生の冬村四織に殺されかけるまでは。
冬村は、突如行方不明になった親友の小野一会を見つけ出すため、三田に眠っていた「とある呪い」を利用しようとしたのです。
自分を信じる「子ども」の存在で力に目覚めた三田は、冬村とともに小野探しを始めたはずが、誰もいない教室でひとり佇む小野を見つけて…!?
子どもを守るための強大な力は、三田を迷わせ、傷つけます。
しかし、その葛藤を経て強くなる彼の姿は、「大人」の今に至るまでに私たちが悩んだ経験と重なり、愛しさや親しみを覚えるでしょう。
『BEASTARS』の板垣巴留先生、注目の最新作!
各話タイトルの美しさも必見です。
感情タグBEST3
ブラックサンタVS生田目二海!
サンタクロースがどうやって子どもたちを傷つけずに倒していったり、解決していくのかが楽しみだったので面白かったです!!
Posted by ブクログ 2023年02月20日
変化を受け入れて成長する三田と生田目、冬村が感動的だった。シリアス成分が意外と多い!
小野は、普通に学園去るだけと思ってたよ…小野はかわいい恋する少女な感じするけど、大人としての覚悟とか思慮を感じる場面にハッとする。
この巻だけで色んな抱擁があったけど、最後の等身大で抱き合う2人がすごく好き。
とん...続きを読むでも理論の世界なのに、心理描写は共感するから、なんだか不思議な漫画だ。