【感想・ネタバレ】アンナ・コムネナ(3)のレビュー

あらすじ

「私が皇帝になって世界を平和にする!」
西洋中世唯一の女性歴史家、ビザンツ皇女アンナ・コムネナの数奇な運命を鮮やかに描くフルカラー漫画、第3巻!

帝位継承者としての存在感を増していく弟ヨハネス。
絶対に諦めないアンナの行動はますます挑戦的にーー
新たな出会い、「物語の力」への気付きと希求、人生の大転機などに直面します。

ーーーーーー

第46回 講談社漫画賞少女部門受賞『星降る王国のニナ』のリカチさん推薦!

歴史物として読んでも、主人公サクセスストーリーとして読んでも、
ラブコメとして読んでも、さらに言うならギャグとして読んでも楽しめる!
そんな私は、主人公アンナと弟ヨハネスの暴言バトル+天然アクスーク
のやりとりが、かなり好きです☆

ーーーーーー

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

さらに壮大な世界に踏み出すアンナ。

北アフリカの娘は、貧しく生まれたが、幸運にも医学の道に進み始めた。そのため、善人でいられる恵みを享受していると語る。パンを買うお金に困らず、盗みや殺しや体を売ることをせずに暮らすことができ、学問をすることができる。

裕福で、地位が高いものは、とアンナは考える。自由に本を読み、庶民が一生で学ぶ以上のことを1日で学ぶことができる。それならばあんたは1,000,000人分を考え、恵みをより多くの民が共有できるようにより多くの民が医療を受けられるようにより、多くの女子が学べるようにそのような仕組みを整えることが自分の義務であると。

“境界線や血や言語や自己認識によって私たちは分断されている。だけど、私たちはより強いつながりを知っている。”これこそが本書の著者である。佐藤ニ葉さんが伝えようとしていること。

0
2025年08月03日

「青年マンガ」ランキング