あらすじ
サステナビリティへの対応、高まる地政学リスク、
コロナで変わった消費動向……
2022年のビジネスの成否を分ける重要論点を、
トップコンサルタントが解説!
翌年の経営・ビジネスを考えるために重要な変化を、世界有数の戦略コンサルファームであるボストン コンサルティング グループのコンサルタントたちが解説する、好評書籍の最新版。
第1部では、ビジネス全体に影響を与えるメガトレンドについて、その本質を紹介。
第2部では、製造業、小売業、通信、金融、ヘルスケアなど、産業別にどのような対応をするべきかを取り上げる。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
BCGの専門家の観点から、それぞれの業界、領域のトレンドと、経営者自身が取るべき行動をまとめてくれている。2022年ということで、コロナが落ち着き始めた中での企業がとるべき考えや視点を学ぶことができる。
Posted by ブクログ
各産業の論点が実例とともに紹介されていて、読みやすかった。
また、今年は脱炭素やコロナ後の時代に向けてどうやって対応していくか考えさせられる本です。
今後も継続的に出版されたら買いたいですね。
Posted by ブクログ
複数の業界の”ヨミ”が書かれていて参考になる。(これが全てではないし、イチ意見として参考にするか、その通りだつて思うようにしてる)
自分が関与ある業界のことしか選んで知識を習得しようとしない傾向にあるからこういう本はありがたいね。
Posted by ブクログ
ボスコン出版の業界別動向2022編
キーワード
・カーボンニュートラル
・サステナビリティ
・地政学的コンフリクト
企業目標は財務的利益⇨社会的利益
戦略は先が読めないことを前提にした経営へ
組織は決めたことを実現から、付加価値をつける集団へ
人材は変化に対応する人材マネジメントへ
業界別
・製造業
・小売
・通信
・金融
・エネルギー
・自動車
・ヘルスケア
・プライベートエクイティ
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2050年にカーボンニュートラルを達成する表明をした日本にとって、従来の大量生産大量消費のパラダイムから外れて、経営資源の獲得に制約を持ちつつ新しいビジネスのあり方を目指す必要がある状況。
社会的な利益を財務的な利益の上位概念におくことは、地球市民としての責務観点としてもそうだし、企業のゴーイングコンサーン的にも妥当
組織もトップダウンから、個人個人が組織のビジョンを捉え、顧客が求めるニーズを把握し、スピーディに変化を捉えて向かうことが必要。プラスして従業員のエンゲージメントを高めていく努力が必要。
Posted by ブクログ
戦略策定のシフト
先を読む、から先が読めないことを前提にした経営へのシフト。企業は地政学リスクをはじめとした不確実性の増大に直面、今後は経営から不確実な要素の多くを減じることは不可能。あらかじめ定めた計画に固執することは、環境変化に対する経営の柔軟性を損ない、企業経営に壊滅的な打撃を与えるリスクを生む。
より重要になるのは、
・変化の中で起こりうるシナリオを描く構想力
・リアルタイムのデータで変化の兆しを捉えること
・シナリオへの対応力を高めること
・組織の学習スピードを早めること
組織の変化
企業は決めたことを実現する集団から、付加価値を追求する集団に進化。
人材マネジメントの進化
企業に即した人材マネジメントから変化に対応する人材マネジメントに進化。採用や昇格の前提が大きく変わる。
経営リーダーは非連続の連続で経営を進化させるタイミングと位置付けるべき。変化の波は大きく、経営リーダーが従来の企業経営の常識の中で対症療法を繰り返しても、すぐに次の波動への対応を求められ、組織は疲弊するばかり。
サステナビリティ
米中の地政学的な対立の中、欧州企業はサステナビリティを競争戦略の中核に据え、国際ルールの形成、新ビジネスモデルの構築、サステナビリティを後押しする世論形成をリード。
サステナビリティ自体はいうまでもなく人類が抱える本質的な課題として最優先に取り組むべきテーマであり、環境意識の高いステークホルダーの期待に応える側面もあるが、その本質は「競争戦略」であると捉えるべき。