【感想・ネタバレ】日本語の大疑問2のレビュー

あらすじ

ふだん自由自在に扱っている(ように感じる)日本語なのに、一旦気になると疑問は尽きない。漢字から平仮名を生み出したのはいったい誰? 「稲妻」はなぜ「いなづま」ではなく「いなずま」か? 「1くみ」「花ぐみ」など「組」が濁ったり濁らなかったりする法則とは? ()【】『』といった多くの括弧をどう使い分ける? ことばのスペシャリスト集団・国立国語研究所が叡智を結集して身近ながらも深遠な謎に挑む、人気シリーズ第2弾。いたって真面目、かつユーモア溢れる解説で日本語研究の最先端が楽しく学べる!

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Posted by ブクログ

国立国語研究所 所長 前川喜久夫

第1章 若者ことば・話しことばのナゾ
・新しい言葉「新語が作られる現象」“一人ひとりが言葉の歴史を紡ぐ立役者”
タピる、親ガチャ、「姑息」、、
もふもふ、ぴえんは“完全に新しい”珍種!
「ちょうどいい言葉が思いつかないけど、なんとかして相手に伝えたい」という気持ち
「前から歩いてくる人にぶつからなように左右に避けようとしたところ、相手も同じ方向に動いてぶつかりそうになった」現象の名付け実験が面白すぎました
「置いてけ堀」って言葉の由来になってる江戸時代の伝承がある、置いてけ~置いてけ~怖い

・「1ミリも興味が無い」、コナンアニメ「1ミリも許さない」
・谷崎潤一郎「私の見た大阪及び大阪人」1932年

第2章 どうにもモヤッとすることば
・GOTOトラベル
・感謝しかない
・東北地方方言、どこどこ“サ”行く
学者さんたち、これがだめあれがだめと言わない
間違っているかどうかのボーダーはかなり曖昧

第3章 文字にまつわるミステリー
・平仮名ができたとき、空海、吉備真備(きびのまきび)、“平仮名は「消費される文字」だった”平仮名の文書には年月日や書き手の名前が記されていないことが多い
・辞書にない漢字
漢字も言葉と同じ、時代とともに変化する

第4章 そろそろ決着つけたい日本語
・稲妻イナズマ、イナヅマ
“原則として表記に「づ」「ぢ」は使わない”
昭和61年(1986年)の「現代仮名遣い」に関する内閣告示第1号による、「ず」「じ」を使う
連濁が起こる場合は可(鼻血、一本釣り)
・1くみ、2くみ、Aぐみ、Bぐみ
・一か八か、ぴんからきりまで、うんともすんとも
・結果「が」出せる、結果「を」出せる
目的語を伴う格助詞「が/を」
目的語を伴う格助詞「を」がほとんどだが、「が」を使う珍しい例(~したい、好き、嫌い、楽しむ、持てる等)がある。ただこれらの例も「を」を使うことが増えてきたらしい。本来は「が」なんですね!!

第5章 ことばの歴史を探る
・日本語の歴史、「古代語」と「近代語」、鎌倉~室町時代(中世)あたりで境目とされる
オオカミ少年『伊曾保物語』
・完了の助動詞の違いがどうでもよくなっていく経緯
古文の完了の助動詞大好きだったのでオモロかった!!ぬ!!

第6章 外国人学習者がとまどう日本語
・ら抜き言葉
・音読みと訓読み
音読みの中でも「呉音(ごおん)」最も古い 仏教語より、「漢音(かんおん)」奈良~平安遣唐使より伝来 日常語、「唐音(とういん)」鎌倉時代以降 禅宗より

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2026年06月30日

Posted by ブクログ

「アイコニックなカナージュスティックのキルティングベスト」を理解できる人は何人いるでしょうか。これはファッション系の現代風の表現だという。所謂分かる人だけ判れば良いという「賢く見せたい」という感覚なのか。ただ「GO TO トラベル」(和製英語)など英語では正式に使われない日本語も出始めており、外国人にも伝わる正しい日本語を使用するべきだ。特に外国人が悩む「いいです」、「大丈夫」とか「〜と思わないこともない」など状況に応じて肯定でも否定でも意味合いを持つ曖昧言葉は誤解を招く可能性もあると言い、ビジネスでは「検討の上で回答します」は日本語独特な表現であることだ。また、「ら抜き言葉」(例:帰れる・喋れる・眠れる・着れるなど)は外国人相手に使う時は気をつけた方が良いとの指摘で、「伝わる日本語」を混乱に巻き込む可能性大となる。

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2026年04月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

1冊目の「日本語の大疑問」がとても面白かったので、続編も買ってみました。2も非常に勉強になるし、興味深かったです。
長さには関係ないのに、「1ミリも~~ない」という言い方、私もよく言います。全然~~ない、という意味を強調するときに使います。「それは日本語として間違っている!」とかではなくて、これまでだれがどんなときに使っていたか、事例を紹介していたりして面白い。政治家もけっこう使っている。蓮舫氏が国会で、与党を批判するときに「1ミリどころか0.1ミリも説明できていないじゃないですか!」みたいなことを言ったとか笑。議員が疑惑を追求された場面で「1ミリどころか1ミクロンも関わっていない」と言ったとか。おぉ!どんどん単位が小さくなる~!昭和には1センチとか言っていたのが、どんどん小さくなってるみたいです。これからは1ミクロンが主流になるかも?
あと前から私もモヤモヤしていた、「GO TOトラベル」は英語の文法としては間違っているのになぜ日本で定着したのか、とか、興味深かったです。
ムショ帰りの「ムショ」は実は刑務所のことではない、というのはびっくりです。ムショって、「むしよせば」から来てるんだって。
あと、英語で「現在完了形」を学習するとき、すごく難しく感じるけど、実は日本語の助動詞にもかつては「現在完了」を表すものがあったらしい。「~~たり」とか「~~ぬ」とか。古典ででてくる語尾の形ですね。これがだんだん、日本では存在理由が薄れていって、使われなくなったというわけです。
とっても興味深いと思いました!

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2024年06月26日

Posted by ブクログ

日本語は毎日使っているのに、考えると不思議に満ちている。「なぜそう言うのか」「なぜそう書くのか」という素朴な疑問は、言葉への新たな扉を開いてくれる。そんな日常の「なぜ」を一つひとつ丁寧に解きほぐし、歴史や文化、人々の暮らしとの深い結びつきを教えてくれる一冊である。知識を増やすだけでなく、当たり前だと思っていた日本語の奥行きに気づかされる。言葉を知ることは、日本人のものの見方や心の動きを知ることでもある。普段交わす何気ない一言に、少しなぜって考えたい。

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2026年07月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

<目次>
第1章  若者ことば・話しことばのナゾ
第2章  どうにもモヤッとすることば
第3章  文字にまつわるミステリー
第4章  そろそろ決着をつけたい日本語
第5章  ことばの歴史を探る
第6章  外国人学習者がとまどう日本語

<内容>
現代の日本語にまつわる諸問題を質疑という形でまとめた第2弾。「そうだな」と思うこと、「そうかな?」と思うこと、いろいろあった。人によって気になることも多々。確かに日本語は難しい…。

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2024年03月11日

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