あらすじ
不実な財産狙い(フオーチュン・ハンター)――何も知らない人々はウィルをそう呼ぶ。顔がいいだけの放蕩者と後ろ指をさされても、ウィルが裕福な女性を口説くのには、やむにやまれぬ事情があった。何とかこぎつけた婚約が破談となり、意気消沈していたところにレベッカという年若き資産家の女性が訪ねてくる。彼女はギリシア彫刻のような近寄りがたいほどの美貌の持ち主。淑女にあるまじきことに、レベッカは人払いをして、ウィルと部屋で二人きりになると、驚くべき提案をしたのだった。「実はわたしと結婚していただきたいのです」
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逆プロポーズ契約婚の行く末は
コミック版がとてもよかったので、原作も読むことにしました。ヒーローは心優しい紳士で、ボクシングで鍛えた肉体の描写あり、コミック版のルックスより逞しい印象です。
ヒロインのヒーローへの気持ちの変化もよく描かれていて、お話の展開にも幅があって一気に読めました。
原作を読む事お勧めです。
原作題”Rebecca’s Rogue”邦題が「罪深きワルツ」になったのが理解できません。この邦題故に読者が素通りする事があるならば残念な事です。
Posted by ブクログ
★3.5くらいの微妙な感じ。資産家令嬢×財産の代わりに借金のある紳士のヒストリカル。このヒーローが借金がある以外はできすぎなくらいできすぎてて顔良し体良し性格良しの3Y。おしゃれで教養もあり社会問題にも関心を持ちボクシングはプロも認める腕前。何かひとつくらい欠点があっても良かったんじゃないの?と言いたい。(借金は欠点とは言えないと思う。)しかしおかげで読んでいて腹は立たない。
微妙な感じの理由は、二人のすれ違いの原因が私的には(ヒロイン的にも)「そんなことが?」なのと、ヒストリカルロマンス小説で社会制度に関する疑問を呈するのがやや興ざめだったこと。あと強いて言えば二人の掛け合いが物足りなかったかな。
ホットシーンは全然ホットじゃないので苦手な人も安心~。