【感想・ネタバレ】テクノロジー×プラットフォームで実現する 物流DX革命のレビュー

あらすじ

課題山積の「物流」には
収益拡大の莫大なチャンスが眠っている

人手不足、高齢化、そして物流費高騰──。
物流クライシスは、今後の企業経営に暗い影を落としている。
しかし、こうした危機は改革の絶好のチャンスになり得る。
今こそ「サプライチェーン全体最適化」の視点で物流を見直し、
DX(デジタル・トランスフォーメーション)を実現する好機だ。
SDGsやサステナビリティ経営への注目度が高まっていることも
物流革命への追い風になっている。
非効率で旧態依然としたままの物流部門を抱えている企業は多いが
そこには収益拡大の莫大なチャンスが眠っている。
本書では、物流危機やサステナビリティ経営に対応しながら、
その潜在的なチャンスを存分に生かす方法を解説する。

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Posted by ブクログ

物流業界のDXについてだけでなく、物流事業者の立ち位置やその他業界の抱えている物流問題について理解できました。

以下理解した点です。
・サプライチェーン全体としての物流効率化が必要。現在は、生産者、仲介者、販売者などのそれぞれの立場での最適化を目指してしまっているため、全体としての最適化は十分に図られていない。
・各事業者が物流を競争領域と捉え、物流機能を自前で調達しようとするケースが多いが、事業規模や地域性などによっては、物流プラットフォーマーのもと、物流機能を事業者間あるいは業界間で共有すへき。
・自前で物流機能を整備できないなら、3PL事業者への委託も選択肢にいれるべき。

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2023年08月27日

Posted by ブクログ

物流DXを何のためにするのか、プラットフォームを形成してどのように生き残るのか、日本の物流を取り巻く現状と未来図が書かれた本。
データの利活用スキルの必要性を痛感し、学ぶ意欲を刺激された。
物流をキーワードに業界を横断的に俯瞰し、各業界の課題を把握しているのはさすがという印象。
社会的意義のある改革に何とか進んでほしい、または進める力が必要だと思わされた。
物流業界の若手の人はもちろん、各企業の経営陣の方にも読んでいただき、これからの物流のあり方と潜在的価値を見出して欲しい。

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2022年02月25日

Posted by ブクログ

物流業界の深刻な人手不足や効率化の為には、競争よりも一元化されたプラットフォームで協調していくことが必要。そのためのハードルはあると思うが、効率の悪さからくるサービスの低下にならないように物流業界全体で考え、誰でも使えるような一元化されたプラットフォームが実現してほしい。

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2025年03月21日

Posted by ブクログ

コンサルティング会社の方が書いているThought Leadership的な位置づけの本。
流石に内容は整理されているが、あくまで現状の整理と提案にとどまるもので深みや驚きは少ない印象。

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2022年08月15日

Posted by ブクログ

コンサル企業のアクセンチュアの現役社員が書いた本。流通業に携わる身として読んで、「現場の細かい、本質的な問題点を良く突いている」と前半は感心して読んだ。しかし、結局は評論家視点になってしまった感があった。

日本の物流の非効率を改善するためには、業界で(あるいは業界を越えて)共通のプラットフォームを作るべきで、それには第三者かあるいは業界のリーダー企業が率先すべきだと繰り返し説いている。生産から販売まで一環した流れを作り、AIを活用して人の力(KKD=勘・経験・努力)だけに頼らない仕組み作りが必要である。

それができないから困っているんじゃないか。狭い国土でそこそこの大市場があり、その中で競いあってしまうので、現場の1作業、1マテハンに至るまで「他社との差別化、工夫」に各社が走ってどんどんガラパゴス化しているのが日本の流通なのでは。

読めば読むほど、理想論としては理解できるが、もはや国が手動で強制的にプラットフォームを作るしか究極的には効率化は進まないのではと思えてならなかった。

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2022年07月16日

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