ユーザーレビュー テクノロジー×プラットフォームで実現する 物流DX革命 北川寛樹 物流業界のDXについてだけでなく、物流事業者の立ち位置やその他業界の抱えている物流問題について理解できました。 以下理解した点です。 ・サプライチェーン全体としての物流効率化が必要。現在は、生産者、仲介者、販売者などのそれぞれの立場での最適化を目指してしまっているため、全体としての最適化は十分に図...続きを読むられていない。 ・各事業者が物流を競争領域と捉え、物流機能を自前で調達しようとするケースが多いが、事業規模や地域性などによっては、物流プラットフォーマーのもと、物流機能を事業者間あるいは業界間で共有すへき。 ・自前で物流機能を整備できないなら、3PL事業者への委託も選択肢にいれるべき。 Posted by ブクログ テクノロジー×プラットフォームで実現する 物流DX革命 北川寛樹 物流DXを何のためにするのか、プラットフォームを形成してどのように生き残るのか、日本の物流を取り巻く現状と未来図が書かれた本。 データの利活用スキルの必要性を痛感し、学ぶ意欲を刺激された。 物流をキーワードに業界を横断的に俯瞰し、各業界の課題を把握しているのはさすがという印象。 社会的意義のある改革...続きを読むに何とか進んでほしい、または進める力が必要だと思わされた。 物流業界の若手の人はもちろん、各企業の経営陣の方にも読んでいただき、これからの物流のあり方と潜在的価値を見出して欲しい。 Posted by ブクログ テクノロジー×プラットフォームで実現する 物流DX革命 北川寛樹 コンサルティング会社の方が書いているThought Leadership的な位置づけの本。 流石に内容は整理されているが、あくまで現状の整理と提案にとどまるもので深みや驚きは少ない印象。 Posted by ブクログ テクノロジー×プラットフォームで実現する 物流DX革命 北川寛樹 コンサル企業のアクセンチュアの現役社員が書いた本。流通業に携わる身として読んで、「現場の細かい、本質的な問題点を良く突いている」と前半は感心して読んだ。しかし、結局は評論家視点になってしまった感があった。 日本の物流の非効率を改善するためには、業界で(あるいは業界を越えて)共通のプラットフォームを...続きを読む作るべきで、それには第三者かあるいは業界のリーダー企業が率先すべきだと繰り返し説いている。生産から販売まで一環した流れを作り、AIを活用して人の力(KKD=勘・経験・努力)だけに頼らない仕組み作りが必要である。 それができないから困っているんじゃないか。狭い国土でそこそこの大市場があり、その中で競いあってしまうので、現場の1作業、1マテハンに至るまで「他社との差別化、工夫」に各社が走ってどんどんガラパゴス化しているのが日本の流通なのでは。 読めば読むほど、理想論としては理解できるが、もはや国が手動で強制的にプラットフォームを作るしか究極的には効率化は進まないのではと思えてならなかった。 Posted by ブクログ 北川寛樹のレビューをもっと見る