【感想・ネタバレ】プロ野球オーナーたちの日米開戦のレビュー

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Posted by ブクログ 2022年02月01日

正力松太郎、小林一三と有馬頼寧。3名のオーナーの視点からの、戦争に巻き込まれていく草創期のプロ野球。

前者の巨人、阪急のお二人はあまりにも有名だろう。本書は実質セネタースのオーナーだった有馬頼寧伯爵が主役。華族としてプロ野球の黎明期、断りきれず関わった球団。貴族院議員の有馬に因んたセネタース。

...続きを読む大政翼賛会、近衛文麿内閣に携わる3名。日米開戦に進んだいく世相。出征する伝説の名投手沢村栄治や改名を余儀なくされるスタルヒンなど。

戦争は終わった。公職追放される3人。復帰後の読売と阪急の興隆と対象的な没落貴族の有馬。晩年は日本中央競馬会の理事長を務め「有馬記念」に名を残す。

内容が思いが駆け足に進む展開。個々の人物をもう少し掘り下げても面白かったかも。何より有馬頼寧という人物に興味が持てた。

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