あらすじ
入山章栄氏ほか絶賛!独自の意識調査や共創等を次々と仕掛け、内閣府の「日本オープンイノベーション大賞」を受賞するなど注目の、大企業若手中堅の有志団体ONE JAPAN。50社1600人のメンバーから、「大企業の力を使って、イノベーションを本気で社会に実装する」ための技を選抜し、体系化!
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Posted by ブクログ
ワンジャパンによる大企業病に立ち向かうための本
メモ
・大企業病の5つ
内向き社内至上主義
縦割りセクショナリズム
スピード欠如
同質化新陳代謝不全
挑戦仮説検証不足
・徹底的に棘を抜く。決裁者の言葉に置き換える
・徹底的にプレゼンを作り込む
・外に出る。外部の力を借りる
・既存と違う必要あり、内部の進め方に拘らない
・社外とつながる、ワクワクを共有できる仲間をつくる。
・仮設テントを建てるつもりで初めてみる
・有志行動こそ、本業を拡大させるカギ
Posted by ブクログ
新規ビジネスに挑戦しても成功確率は低いかもしれない。しかし「挑戦し続けなければ未来はない」も真実だ。
偉そうなことは言えないが、心の底からそう思っている。
だからこそ「自分は今現在も挑戦し続けているのだろうか?」と自問自答してしまう。
年齢はすでに50歳を優に超えている。
もしかしたらチャレンジするような年齢ではないのかもしれない。
社内を巻き込んで、自ら旗を振って突っ走れる年齢でないことも自覚している。
しかし、勿論諦めるつもりも毛頭ない。
自分は自分なりに戦いながら、挑戦をし続けるつもりだ。
確かに外見だけでなく内面もくたびれてしまった諦めてしまった同年代のオジサンが多いのは確か。
少なくとも、それと比較すれば「痛々しい」と思われても、そういう生き方をしてみようという覚悟はある。
とにかく諦めずに実践あるのみだ。
思い返すと、自分も若い頃は色々と社内改革をしようと挑戦してきたものだ。
周囲を変えようとしても、そんな簡単には変わらない。
業界的にも保守的な部分もあったことは大きく影響していると思う。
自分は将来への危機感を持っていたからこそ、様々な提言をしてみたが、結果的には上手くいかなかった。
反省も沢山したが、結果を出せなかったことは事実である。
自分の力不足は否めないし、周囲のせいにするつもりも全くない。
本書を読むと、実際に自分で試してみて玉砕した方法も例として書かれていた。
そういう意味で「この方法でも上手く行かなかったなぁ」と思い出すことはあったが、書かれていない行間にこそ重大な意味が隠れていたと改めて気が付いた。
本書記載の方法論が間違っていた訳ではない。
根本的にクリアしていない問題をそのままに、方法論だけで先走ってしまったのが原因だったかと思う。
まさに書かれていない行間とは、「仲間を作る」ということが前提だったのだ。
今になれば、ものすごくよく理解できる。
当時も今も自分の力不足は当然であるが、一番の大きな敗因は、周囲を巻き込めなかったことだ。
自分の独りよがりだったことも否定できない。
やはり人間という種の最大の特徴である「仲間を作る」ということが、大きなことを成し遂げるための最も基本となる部分なのではないだろうか?
今更ながらにその重大さに気が付くところが、自分自身の愚かさかと思う。
だからこそ感じるのは、もし若者が会社でモヤモヤしていて、何とか打開したいと思っているならば全力で応援したい。
老年のオジサンに「仲間」と言われても困るとは思うが、迷惑をかけないように、徹底的に援護したい。
言うなれば「仲間を作る手助けをしたい」ということだ。
きっと志が同じような良い仲間が見つかれば、後は本書の方法論の通りにやればいいと思う。
本書はよき指南書になるだろう。
一人だけで背負いこんでも絶対に上手く行かない。
このONE TEAMの取り組みは本当に素晴らしいと思う。
思いもさることながら、彼らの挑戦の経験がこれだけ蓄積されている。
彼らなら、きっと大きな結果を出せると思う。
そう思わせてくれるのが、本当に心強く感じるのだ。
(2023/5/9)
Posted by ブクログ
ちょっとだけ仕事で使えそうかなと思って、
パラパラ速読してみました。
あんまり期待していなかったのですが、
中々面白かったです。(事細かに読んだわけじゃないけど。)
大企業に勤める人たちが、自社での挑戦についてまとめた本。
色んな事例が載っている分、一つ一つの事例はそこまで深みはありません。
その一方で、「色々としがらみがある大企業の中でも、
工夫次第ではこんな行動・アクションを起こしていけるんだ」という
事例集のように読んでいくことができるかと思います。
小さなアクションでもよいから、何かやってみようという気になってきそうです。
個人的には、冒頭の大企業に関する一般的な風土のまとめがとても参考になりました。
どこかで使えそう。