あらすじ
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ドラえもんを読んで、エネルギーを考える本。
ドラえもんのまんがを読みながら、最新の科学を学べる「ドラえもん科学ワールド」シリーズの続刊です。
地球のほとんどの生物を支えてきた太陽エネルギーから、人類は火の使用によって、繁栄してきました。産業革命以来、化石燃料を使用することにより文明をさらに加速度的に発達させてきました。ただし、そこからは公害などの環境破壊や地球温暖化、原子力エネルギーという諸刃の剣も生まれてきています。
本書はエネルギーとはそもそも何か?という解説から始まり、電気エネルギー、化学エネルギー、化石燃料(石炭、天然ガス、石油、メタンハイドレート)、太陽光エネルギー、水力、風力、波や潮のエネルギー、地熱エネルギーなどを解説していきます。特に再生可能エネルギーの将来に関して、最新の科学技術を解説します。
これからの世界を生きる人間は、このエネルギー問題にどう対処して、どのように進んでいくべきかまでを、読者と一緒に考えていく一冊です。
(底本 2015年3月発行作品)
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Posted by ブクログ
ドラえもんが、科学の不思議を語る。ドラえもんは、単なる「ロボット」を超えた未来の技術の結晶だ。ドラえもんはどうやってひみつ道具を作り、持ってくるのか不思議だ。もしも、こんなことができたら楽しいと思える秘密の道具を持ってくる。それをのび太は使って、最初はいいけど、最後にはのび太は調子に乗って失敗する。それが、とてもいい。
ドラえもんは、2100年頃に「ネコ型子守ロボット(本書では、タヌキと見間違えられる)」として作られたらしい。製造過程での事故(ネジが1本抜けたこと)により、他のロボットとは異なる「人間味あふれる豊かな感情」を持つようになった。ネジ1本というのがいい。人間とサルも遺伝子的には98%一緒と言われる。ほんの少しの違いなのだ。
ドラえもんは、4次元ポケットを持っていて、そこにある膨大な様々な道具を状況に応じて取り出す。その道具は、奇想天外なのだ。
エネルギーを「仕事(動かしたり、熱を出したり、光らせたりすること)をするための能力」と定義する。エネルギーって、電気と考えてしまうが、それだけではないのだ。多様なエネルギーがある。
運動エネルギーとは、動いているものが持っている力。
位置エネルギーとは、高いところにあるものが、下に落ちようとする力。
熱エネルギーとは、物質の温度を上げる力。
化学エネルギーとは、燃料や食べ物の中に蓄えられている力。
また、エネルギーには、枯渇性エネルギーがある。つまり使い続けるとなくなってしまう資源であり、CO2排出の問題がある。 それは、石炭、石油、シェールガス、シェールサンド、天然ガス、ウラン(原子力)である。 再生可能エネルギーとは、自然界に常に存在し、繰り返し使える。地球に優しいとされる。 太陽光、風力、地熱、バイオマス、水力。地球にやさしいが、最近は環境破壊も問題になっている。
太陽エネルギーは、地球のほぼすべてを動かす。太陽の1秒のエネルギーで、人類の全歴史のエネルギーを賄うことができる。風が吹き、波が立ち、雨や雪が降るのも太陽の力だ。地球が受けた太陽のエネルギーは、同じ量だけ、宇宙に逃げる。そして、植物だけが太陽エネルギーを貯められるのだ。光合成をして、太陽のエネルギーで炭水化物を作る。地球のすべての動物は、植物が蓄えた太陽エネルギーを使って生きている。
ドラえもんは、食べたものを体内の「原子核放炉」でエネルギーに変えている。実は「何でも食べてエネルギーにできる」という、究極のエコ設計だ。
ドラえもんの秘密の道具は、「空まです通しフレーム」「昔へ行き来するトンネル」「人口太陽」「お医者さんカバン」「お天気ボックス」「どこでも蛇口」「ウルトラスーパー電池」「リフトストック」「感情エネルギーボンベ」怒りを吸い取ってエネルギーに変える。「ミニ飛行機」「SLえんとつ」「地底ドライライト」「力電池」「バショー扇」「海水コントローラー」「温泉ロープ」なぜか、しずちゃんを風呂に入れたがる。「エネルギー節約熱気球」など。その発想の豊かさに驚く。
なるほど、エネルギーって、多様な形で存在し、利用される。ドラえもんワールドで、エネルギーの勉強をした。ドラえもんの世界では、核融合をする道具を手軽につくる。それにしても『ドラえもん科学ワールド』は、おもしろい企画だ。