【感想・ネタバレ】温かな手のレビュー

あらすじ

大学の研究室に勤める畑寛子が一緒に暮らすギンちゃんは名探偵。サラリーマンの北西匠の同居人で、美少女のムーちゃんも名探偵。一見イケメン&美少女の兄妹だが、実は人間の生命エネルギーを糧にする謎の生命体。特に宿主である、寛子や匠の清らかな生命エネルギーが大の好物である。二人の清らかさを確保するために、兄妹は遭遇した殺人事件や騒動を鮮やかに解き明かす。ギンちゃん&ムーちゃんという、一風変わった名探偵兄妹とそのパートナーが活躍する、本格ミステリ連作集。独特の設定とシャープな謎解きが魅力の石持ミステリの真骨頂!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

一家に一人(?)ギンちゃんorムーちゃん!!欲しい。

最後の終わり方、良かったなー。
ほんわり、あったかくなったよ、心が。

0
2016年10月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ギンちゃん&ムーちゃん。
人間からエネルギーを摂取する謎の生物。だけど、とても冷静で論理的で慧眼。
文字通り、目の付け所が違うのかも。
それぞれの同居人である畑寛子・北西匠が巻き込まれるトラブルを解決へと導いていく。

「白衣の意匠」
畑寛子の研究室で起きた事件。何故か被害者は寛子の白衣を着ていた。

「陰樹の森で」
傷心の寛子の為、仲間たちが寛子とギンちゃんをキャンプへ誘うも事件が起こる。

「酬い」
ムーちゃんも被害に遭った、満員電車の痴漢が殺される。
解決後に「でたらめ」と言い放つムーちゃんだが、あくまで論理的なのでそれが真相だったりする。
『不思議の足跡』にも収録されてた話だよな。

「大地を歩む」
北西の友人であり陸マイラーでもある国元が殺された。財布には何故か多額の現金が入っていた。
この話もムーちゃんの解決はでっちあげだったりするけど、結局真相なんだよな。基本的にその場が収束できればいいというスタンスの謎解きなんだろう。

「お嬢さんをください事件」
寛子とギンちゃんが出会う話。何故倉科は姿を消したのか。

「子豚を連れて」
北西&ムーちゃん、畑&ギンちゃんが出会うことに。
待ち合わせの風車の前で、子豚を連れた女性について語るムーちゃん。

「温かな手」
そして姿をくらますギンちゃん&ムーちゃん。

0
2012年11月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

7編の連作短編集。非常にライト。面白いとはいえない。ギンちゃんがギンボ君みたいだなーと思ってたら、まさにその魚からの命名だった。こっちは見た目からじゃないけどね。同じ人間ではないとはいえ、ギンちゃんは優しくかっちょいいし、ムーちゃんだって北西匠は好きだっただろうに。しかし、人間でないと分かってたって、性的興味というか関心は持てそうだけどな。特に匠がムーちゃんに対して。最後は切ない。黙っていなくなるなよ。ひどいよ。残されたもの同士だからといって、うまくいくだろうか。いくらお互いいい人だからといって。私もギンちゃんと暮らしたいものだ。

0
2012年07月28日

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