あらすじ
小学校の女性教師が自宅で死体となって発見された。傍らには彼女の命を奪ったアンティーク時計が。事故の線も考えられたが、状況は殺人を物語っていた。ガラス切りを使って外された窓の鍵、睡眠薬が混入された箱詰めのチョコレート。彼女の同僚が容疑者として浮かび上がり、事件は容易に解決を迎えるかと思われたが……『慟哭』の作者が本格ミステリの極限に挑んだ衝撃の問題作。
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Posted by ブクログ
正直なところ、最後に犯人は出てくるんだろうなと思っていたところで、結論は各登場人物、そして読み手に委ねます。というところがなんとも面白かった。
Posted by ブクログ
小学校の女教師が撲殺されるという事件が起こった。傍にはその物証と思われるアンティークな置き時計。さらに、彼女の胃からは睡眠薬入りのチョコレートと他殺を裏付けらような証拠が。一体誰が彼女を殺したのだろうか。
章ごとに主人公(探偵役)が変わっており、その章の主人公に犯人とされた人が、次の章の探偵役となる。最初は女教師の教え子の小学生たちであり、次の章では同僚の女性。そして、元カレに現在の不倫相手と続いていく。
主人公たちから見た殺害されたと思われる女教師像はさまざまであり、そこからの視点に立った推理がなされていくところは面白かった。立場や職業によって、前提となるものや知識が違うからこその推理であった。
また、どの人も真犯人を見つけたいのではなく、贖罪としての犯人探しをしているというのも面白かった。
ただ、どの章の主人公も納得して次の主人公にバトンタッチをしているが、真犯人は謎のままであり、ミステリー作品を謳うのであれば、明らかにして欲しかった。
Posted by ブクログ
読みやすくてすいすいページが進んだ。
複数の視点で書かれているけど、登場人物がそれほど多くないのでわかりやすかった。
でも、え?これで終わり?と唐突なエンディングにびっくり!
なるほどー。結末が重要視されないとはこういうことか。
思わせぶりな終わり方。
Posted by ブクログ
面白かった
最初僕たちはミツコ先生と呼んでいるをツッコミ先生って空見してたからつっこんでくる美人な先生かと思ってた
教え子、同僚、元恋人、不倫相手(最初の教え子の父親)の視点からそれぞれ事件の真相を探るのが面白い
最後まで犯人わからないっていう終わり方で若干拍子抜けしたけどそこまでモヤモヤしなかった
睡眠薬入りチョコレート関連でそのチョコを贈った南条先生ともと付き合ってた同僚の先生がなんで昔睡眠薬を使ったことあるのを知ってるのか謎だった
なので犯人はこの先生と友達が悪戯されどうにか仕返ししたい大人びた山名さんかな?と思ったけど、それだと辻褄が合わないことも多い
名前思い出せないけど、同僚の女教師が天真爛漫すぎて一緒にいると自己嫌悪になることから訃報を聞いた時に少し喜んでしまった罪悪感から犯人探しするためにミツコに、関係のある人に接触しまくるのなんか違和感すごかった
そんな理由で元彼に会ったりしてて事件楽しんでるんじゃ?って感じた
Posted by ブクログ
読み終えると、各目次の意味が分かる。それぞれの人物がそれぞれの立場からから、それぞれの情報を元に推理する。被害者の見方も、子供、恋人、同僚などからそれぞれ違って見えるのも面白かった。
結局犯人は。最後に、各伏線を回収する意外な犯人は!と思いきや、明かされず、ヒントもなく、というか作者も決めてない?ようなのでやや拍子抜け。
死因も日付も関係者も、空想の余地が大きい状況設定なので、読者が考えるのも面白いのかも。
芥川龍之介の藪の中みたいに、山浦先生の霊を呼び出してしゃべらせたら面白かったのに。
Posted by ブクログ
お、終わり?という感じで、好き嫌い分かれる。
事件は女子教師が自宅で死亡しており、睡眠薬入りのチョコレートが部屋にある。
その状況の中で、小学生の生徒が、同僚の先生が、不倫相手が、保護者の親が、と各章ごとに自分で推理して、怪しいと思った人が、次の章の語り手になる。
結局犯人は分からずじまい。
誰が犯人にもなり得る。
結論読者が決めてね、という。
古典でこのような小説があり、
それをオマージュしたとのこと。
Posted by ブクログ
結末が重要視されない――貫井作品の中でも特に曖昧なまま終わる部類。仮説だけが積み重なり、真実は読者に委ねられます。スッキリとはしないけどもう一度読み返してみようかと思ってしまう。
匿名
物足りない
教師が死亡した。
事故死なのか殺人なのか?殺人ならば誰が?どんな方法で?を様々な関係者の立場から考察していく。
ラストははっきりと答えが出ない。幾通りの解釈ができるので読者に委ねますって終わり方でガッカリだった。