あらすじ
自然界では目立つ白銀の鱗を持つ竜人族のシリルは、アゼルとランドール将軍に王都で育てられた。不自由なく不幸ではないものの、国の重責を担う将来を定められた窮屈な日々。その鬱屈をいつしか竜体で飛ぶことで解消するようになっていた。そんなある日、ひそかに訪れた森で聴いたのは、美しい歌声。シリルは、その澄んだ歌声の持ち主であるレヴィに惹かれ……？ 「竜は将軍に愛でられる」、新たな“血の絆”の物語。
...続きを読む感情タグBEST3
大満足
このシリーズ大好きです。黒田屑先生の絵が合いすぎていて魅力をさらに上昇させてくれています。冒頭ではこれまでの主人公ランドール、アランとは違って雁字搦めで鬱屈としたシリルに萌えませんでしたが、レヴィと出会ってから本来の力を取り戻していくようで楽しかったです。ドラゴン、騎士、王太子…まさしくきらびやかなファンタジーでありながら、嘘っぽくなくそんな世界があるみたい。想像の世界で遊ばせてくれる最高の癒しのBL。ランドール＆アゼル、アラン＆エリアスのその後が知れたのも嬉しい。
あまあまー
良かったです。シリーズ三作目ですが、私は一冊目は読みましたが二冊目はあらすじしか知りません。それでも楽しめました。健気な受けとスパダリ要素はあるけどまだまだガキな攻め。成長を見守る気分で読めます。前作の主役カプ達も出てきて統一した世界観です。ちょっと切ない所とかもお話に深みが出て良かった…読後感がほのかな幸せって感じです！
安定のお話
前作からのランディとアゼル
アランとエリアスのその後も見れるので
良かったです。
そこまでハラハラしたり
大きな事件はありませんが
安心して読める作品でした。
Posted by ブクログ
薄倖受が好きな私にはツボなお話でした。
両親もすでに亡く、火事で顔が焼け目も（あまり）見えず。栄養状態も悪く子供のようなレヴィを見つけたのが、この竜シリーズ3作目の主人公のシリル。
このシリルが、王子様然としたキラキラしい美貌に関わらず、恋に不慣れな生真面目な青年なのがいい。
可哀想からの恋愛への変化が自然で、読んでいてとても良かったです。
唯一難を言うなら、ディアブラなので決まったところでＨがあるところ。キャラの心情に沿った物語の場合は、最後の最後くらいでちょうどいい派です。あまりあってもね。
挿絵もとても綺麗で物語の世界観にぴったり。
巻末のおまけイラストも楽しかったです。ワンちゃん可愛い…。
Posted by ブクログ
「王子は黒竜に愛を捧げる」から25年後のサルゼード王国。
前作前々作キャラも仲睦まじく登場。
表題作途中までは3作中一番好きかも！だったのですが、終盤でツッコミどころ満載の行動に出る攻…
いやさ、ラブも大事だけどつかまえようぜ敵…
とか思ってたら後日談で案の定…
しかしながらシリーズ集大成的な感じで面白かったです。
今後白い竜の話は竜人族内でどう受け継がれていくんでしょうね。
ところで本編とは関係ないですが、女性と血の契約をしたらどうなるのか気になりました。
子供はできるのか、できたら卵生なのか胎生なのか。何族になるのか。
そもそも竜人族に臍はあるのか…
