あらすじ
浪人生の正路が妖魔、司野の下僕となり、同居を始めてちょうど一年。再び受験の季節が訪れた。今年は司野の勧めで文系の大学も受けてみることにしたのだが…。入試前夜、眠れぬ正路を抱いて『気』を整えてくれたり、当日は必勝弁当を持たせてくれたり…と思いがけない司野の行為に正路の胸はじんわり★そうしてついに合格発表の日。正路の進路はいかに…!?待望のシリーズ最新刊!新たなる愛の一歩が♪
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
今回から絵師様が山田シロ様に代わり、妖僕のイメージらしくなりました!正路がやっと20才らしくなった(個人の好みです)
司野と出会って1年、また受験の時期になり、今回は司野の勧めで違う大学の文系を受験することに。
受験日には司野がお弁当を持たせてくれる(しかもちゃんと受験者仕様!)
気が甘く感じる、という司野から忘暁堂の奥でいきなり襲われてコトに及ぶのはなかなか色っぽくて良かった。気が甘いのは、前日から司野が正路の為に色々してくれた事にとても感激して嬉しくて司野のことばかり考えながら帰ってきたから。
誰かを好きになるってとても暖かい気持ちになることなんだよ、と気持ちについて疎い妖魔に言い聞かせてる正路が良い。正確には伝わらなくても“更に俺のことを好きになれ”と言われる正路は幸福だと思う。
そして、受験した大学の校内で、子どもの幽霊が居るという噂についての司野への依頼。こちらはその学長が子供時代に会っていたけど忘れてた、その時に亡くなった子供が魂だけ残っていてそれを解決するお話。
今回も辰冬が出てきて正路と話す。
余談だけれど、この学長の挿絵(P.55)の絵も好きです。