あらすじ
リベルフィリアから一夜明け、舞踏会の日。
家族を奪った者達への復讐だけを抱えて生きてきたディアは、リベルフィリアで大好きな精霊ノインと過ごした時間を思い、確かな幸せを感じていた。
ノインも優しく寄り添い、ディアのために食事やドレスを用意してくれる。
久しぶりに暖かな時間を過ごし、お腹も心も満たされるディア。
しかし、そんな時間の中でもディアの復讐の意志は揺るがず、最後の舞踏会に向かう準備を整えていく――。
そうして会場へ歩み始めるディアを迎えにきたのは、元婚約者の第一王子リカルドだった。
彼はディアが家族の死の真相を知ったことに気付いていたようで、ディアの家族を殺す命令を下したのは自分だと告白する。
静かなる復讐劇の先でディアとノイン、そして長い夜の国が迎える結末とは――?
感情タグBEST3
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甘々とファンタジー好きにおすす
2巻は最後の舞踏会の朝から始まる。
舞踏会の会場へ向かう道の描写が素晴らしく、ディアと共に歩いている気持ちになれる。
ディアの復讐劇は半分ほどで終わり、舞踏会後の話と各キャラの話が続く。特にリカルドの話はよかった。
1巻でディアとノインお互いの気持ちを確認しているので、終始甘い雰囲気なのがとてもいい。
Posted by ブクログ
復讐は前半でサクッと終わり。後半は後日談。
それぞれの後日談はとても良かった。
ジルレイド第二王子と妖精の妻の話。
救いが無いと思われたリカルド第一王子とモフモフの話。
ノインの従者ディルヴィエと一族の母や姉でディアを後見して愛しむ話。
突如出てきた護衛の剣の魔物リーシェックの話。
リーシェックの話しとかも読んで見たかった。作者の逝去が残念です。
リカルド…
1巻読んだ時はリカルドという人を掴みきれず、なんて冷たい人なんだろと思っていました。しかし2巻を読んで本当のリカルドの気持ちを知ったら、ただただ切なくて…
とは言ってもディアには許せるはずもないのでしょうが…
最後に救いがあってよかった