【感想・ネタバレ】噛みあわない会話と、ある過去についてのレビュー

あらすじ

あなたの「過去」は、大丈夫?

美しい「思い出」として記憶された日々――。
その裏側に触れたとき、見ていた世界は豹変する。
無自覚な心の内をあぶりだす「鳥肌」必至の傑作短編集!

大学の部活で仲のよかった男友達のナベちゃんが結婚するという。だが、紹介された婚約者はどこかズレていて――。
「ナベちゃんのヨメ」

国民的アイドルになったかつての教え子がやってくる。小学校教諭の美穂は、ある特別な思い出を胸に再会を喜ぶが……。「パッとしない子」

人の心裏を鋭くあばく傑作短編集!

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

あのとき、噛み合っていなかった会話。噛み合っていなかったけど、噛み合わせたかった会話。そんなことが自分にもあったのだろうか。あったとしても、思い出せないのは、この話を読んだ後の自分としては、残念でならない。

過去にしたことや言ったことが、今の誰かにとってどんな影響を与えているのか。いい影響でも悪い影響でも、一人の人間が誰かに影響を与えていると考えるのは烏滸がましいと思う。だが、自分の覚えていない、無意識の言動が何らかの形で他人に残っているのだとしたら、それがいいものであって欲しいと願うばかりだ。そう思わせるほど、この短編たちは恐ろしい。非現実的でありながら、いつか自分の身に降りかかるのではないかと思ってしまう。

この恐ろしさの理不尽なところは、過去の行為を反省させてくれる隙がないというところにある。覚えていなかったその時の行為を今になって反省する隙も与えず断罪する。だからこそ、どういう関係であってもその場その瞬間にどうだったかを話し合えることが必要なのではないか。それができたら苦労しないけれど。

0
2026年02月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

短編集だったけれど、どの話もあまりにリアルで、本当にあった話だろうかと思わせるリアルな描写と心理で、読んでいて続きが気になってしょうがない話ばかりでした。
自分は悪気のなかったことでも、受け取った側はひどく傷つき、心に深くそれは刺さってしまう

幼少期の嫌な思い出って、大人になってからのことよりも痛烈に覚えているということ
普通の復讐劇というのはまた違って、一癖も二癖もあって、これは主人公、やった側ががいかんよなあって最後には思えてしまった。

教え子が国民的アイドルになって母校を訪問する話では、主人公の女教師が、ぱっとしない子だったって周りに吹聴していたけれど、いざ再会して覚えていてくれた教え子は、喜んでくれると思いきや?
えっそういう展開?!こわって思ってしまった
でもこれは調子に乗って、クラスの人気者ばかりに気に入れようとしていた主人公が悪いと最後は教え子が成敗してくれた感じでスッキリした。

ママとははの話しはホラーなんだろうか、、
私も厳しい母親だったから、共感はできるけど、ちょっと本当の母親がどうなったのかモヤっとした。

冴えなかった同級生がカリスマ塾講師になって、小学校時代クラスの中心だった主人公が同級生に取材をしに行く話では、最後に現れた美少年はあれは主人公のイケメン夫と不倫してできた子ではないのだろうか、、だとしたら怖すぎる

この方の作品は初めて読んだけれど
相手をジリジリと追い詰めて行く心情が、本当にリアルで、人って怖いって思った

0
2026年04月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

自分もどこかで誰かに同じようなことを言われているんだろうなと思った。生きているとこういうことってあるよなあって思い、面白かった。

0
2026年03月03日

「小説」ランキング