【感想・ネタバレ】弱者の戦術―――会社存亡の危機を乗り越えるために組織のリーダーは何をしたかのレビュー

あらすじ

体験型レジャーの予約サイトを運営し、急成長していたベンチャー企業「アソビュー」。ところが新型コロナウイルスの影響で売上はゼロに、投資家からも見放された。
しかし経営者の山野智久さんは、「事業を継続し、一人も社員を解雇しない」と決意。頭をひねってさまざまな手を打ち、社員を一時的に出向させる新たな仕組み「雇用シェアリング」を作った。
さらにコロナ禍で生まれたあるビジネスチャンスに気づき、新事業を開始。売上ゼロから大逆転し、わずか4か月でまさかの過去最高益を達成する。ピンチをチャンスに変えた目からウロコの秘策とは?
企業が危機を乗り越えるためのノウハウを公開する。大企業・中小企業の幹部・リーダー必読!

リーダーとしての責任感と、経営者としてのしかかる重圧。予想外の展開に苦しみ、彼は追い詰められる。
しかし決して諦めなかった。腐ることなくあの手この手を打ち続け、ついには大逆転を成し遂げる。
冷静な先を読む力と判断力、そして心から仲間を思いやる熱いハート。
2つの相反する心理と戦いながら、苦闘の末に彼が手に入れたものとは何か?
「リーダー」と呼ばれる立場の人ならぜひ読んでおきたい感動ドキュメンタリー。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

・ミッション:遊びを通じて幸福を実感する機会を増やす
・旅行(観光)とは、移動・宿泊・食事・遊び・お土産という5つの要素から成り立っており、それぞれの消費額が観光産業の基盤となっています。宿泊をすることだけが旅行ではありません。日帰りであっても観光としての経済効果はちゃんとある
・平時の準備が有事を左右する
・なぜ自治体とベンチャーの協業は難航するのか。それは二社の価値観が全く違うからです。自治体にとって重要なのは「公平性」「公共性」「公明性」です。しかしベンチャーにとって重要なのは「経済合理性」「成果」「スピード」です。だから協業するにはどちらかがどちらかに歩み寄るしかありません。
・コロナ云々は関係なく、元々レジャー施設は敷地に人を入場させすぎだったのではないか。施設側からすれば人がたくさん入っていた方が利益率は高い。でもゲストの満足度は混んでいないほうが高いに決まっている。
・Connecting the dots
未来を見通して点をつなぐことはできない。できるのは過去を振り返ってつなぐことだけ。だからいつか何らかの形で点がつながると信じるしかないんだ。信じ続けよう。直感、運命、人生、カルマ、何でもいい。この考え方が僕を裏切ったことは一度もない。
・情報の非対称性:売り手が持っている情報と買い手が持っている情報に差があるため、市場が効率的に回らない
・それまでは「現地に行ってみないと何があるかわからない」状態だった
・「休日なんか楽しいことないかな」は人類共通のテーマ
・(ファーストペンギンになることで)一企業としての経済合理性を追求できなかったかもしれませんが、一時代を生きるリーダーとしての役割は果たせたんじゃないか
・幼少期にある集団、あるカテゴリの中で圧倒的なトップに立って自信をつけることはものすごく大切です。
・鶏口牛後:大きな組織の末端にいるより、小さな組織のリーダーになるべき
・幸せを実感するには素敵な思い出が必要。

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2024年04月30日

Posted by ブクログ

アソビューCEO山野さん。
有事の時こそ、思考停止にならず、いかに動けるか。勇気と希望を与えてくれる一冊。改めて、経営者の苦しみとチャレンジをリアルに追体験できました。本当に凄い。
そして、衣食住+"遊"の4大要素に大いに共感!

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2022年01月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

非常時はトップダウン。平時にどれだけいろいろやってあったか。
社会のお役に立つ、成長産業業界、世の中にないサービスを提供する、顧客ファースト。顧客は従業員と発注者を含む。

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2022年01月04日

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