あらすじ
子育てのプレッシャーに親がつぶされないために、そして、かわいい我が子を誤ってつぶさないために。子どもの人生の選択肢を増やしてあげたい。あの時、子どもに「あれをやらせておけばよかった」と後悔したくない。いつまでもシャキっとしない我が子を、立派な大人に育てたい。そんな深い親の愛情は偉大。しかし、愛情が暴走してしまうことも。習い事では、「どうしてできない!?」と子どもを責めたり、勉強では、「そんな点数じゃ、○○中学なんて入れないぞ!」と脅したり。それで、子どもがつぶれては本末転倒。もう少し、肩の力を抜いてみては? そんなお母さん、お父さんたちに意識して欲しいのが「伸ばすよりも、つぶさない子育て」。子どもは、大体なるようにしかならないもの。諦めでも放任主義でもなく、子ども自身の成長する力を信じて欲しい。子どもとの適切な距離感がわかり、子育て不安が軽くなる1冊です。
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Posted by ブクログ
花まる学習会の代表である高濱正伸さんの今までの経験談に基づいて、子育て哲学をまとめた本。
ほめることの大事さやほめ方、叱り方、家族会議を行ったほうがいいなど
どの子育て本に書いてあるような内容もあるが、それ以外にこの本ではじめて聞いたポイントやマインドもありいろいろな考え方を吸収できる。
特に実際に花まる学習会での出来事などを交えながら解説をしてくれているので非常に説得力がある。
私の中では
・没頭体験をしているときは邪魔をしないこと
・転ばぬ先の杖を出さないこと
・勉強=嫌なものという前提で話をしないこと
などが初めて聞いた内容でこれから実践していこうと思った。
特に子供が没頭しているときに一緒に考えたり、教えたりして、邪魔&転ばぬ先の杖を出してしまっていたのでこれからは気を付けようと思った。
私自身は花まる学習会の理念(メシが食える大人、モテる大人を育てる)にとても共感しているのでこの本はすごく勉強になった。
これからの時代、昔と違っていい大学に入れば幸せになれるという時代ではなく、
いかに自分の力で社会を生きていくかが大事になる時代なので、その力を子供につけさせたい、全体的に教育の仕方がわからないという方には非常におすすめ。
ただし、良くも悪くも花まる学習会の経験がベースになって話をしているので、
読んでいて勧誘をされているように感じるかもしれないのでそこの点は注意が必要かも。