あらすじ
子育てのプレッシャーに親がつぶされないために、そして、かわいい我が子を誤ってつぶさないために。子どもの人生の選択肢を増やしてあげたい。あの時、子どもに「あれをやらせておけばよかった」と後悔したくない。いつまでもシャキっとしない我が子を、立派な大人に育てたい。そんな深い親の愛情は偉大。しかし、愛情が暴走してしまうことも。習い事では、「どうしてできない!?」と子どもを責めたり、勉強では、「そんな点数じゃ、○○中学なんて入れないぞ!」と脅したり。それで、子どもがつぶれては本末転倒。もう少し、肩の力を抜いてみては? そんなお母さん、お父さんたちに意識して欲しいのが「伸ばすよりも、つぶさない子育て」。子どもは、大体なるようにしかならないもの。諦めでも放任主義でもなく、子ども自身の成長する力を信じて欲しい。子どもとの適切な距離感がわかり、子育て不安が軽くなる1冊です。
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Posted by ブクログ
自分の軸、子育ての軸をしっかりもつことで
他人に振り回されない、影響されない人生を送ることが出来る。
世界が作った価値基準に従って生きる時代は終わり、一から自分の生きる世界を構築できる人間になるためには自分の軸(価値基準)をしっかり保ち続けることが大切。
子育て教訓として親が知っておくべき教訓としてとてもいい本だと思った。
Posted by ブクログ
伸ばすよりつぶさない。子どもの成長する力を信じる心構えが大切。
自己肯定感と没頭経験を大切にしていきたい。
おたまじゃくし期の特徴は、落ち着きなくチョロチョロ動く、やかましい、すぐ忘れる、何度言っても通じない、マイペースで動く。
自分の好き、嫌いの基準が分かる大人、つまり、自分の軸がある大人にしたい。
勉強とは楽しいもの。楽しいことをしないのはもったいないよ。
10歳を過ぎたら子離れ宣言。「今日から大人としてあつかうよ。余計な口出しはしないから、自分のことは自分でしっかりやりなさい」と伝える。
いじめは事件化しない。
聞く力3原則は、繰り返す、言い換える、共感する。
逃げと切り替えの境目は、自分の価値基準に従って目標を決めているかどうか。
人生の正解を選ぶのではなく、選んだ道を正解にしよう。と動き出せる子を育てることが、つぶさない子育ての真髄!
人生、どこで何をしていても、自分次第で楽しめる。は、子どもなら誰しももっている考え方。その感覚を大切にしてやる。
Posted by ブクログ
花まる学習会の代表である高濱正伸さんの今までの経験談に基づいて、子育て哲学をまとめた本。
ほめることの大事さやほめ方、叱り方、家族会議を行ったほうがいいなど
どの子育て本に書いてあるような内容もあるが、それ以外にこの本ではじめて聞いたポイントやマインドもありいろいろな考え方を吸収できる。
特に実際に花まる学習会での出来事などを交えながら解説をしてくれているので非常に説得力がある。
私の中では
・没頭体験をしているときは邪魔をしないこと
・転ばぬ先の杖を出さないこと
・勉強=嫌なものという前提で話をしないこと
などが初めて聞いた内容でこれから実践していこうと思った。
特に子供が没頭しているときに一緒に考えたり、教えたりして、邪魔&転ばぬ先の杖を出してしまっていたのでこれからは気を付けようと思った。
私自身は花まる学習会の理念(メシが食える大人、モテる大人を育てる)にとても共感しているのでこの本はすごく勉強になった。
これからの時代、昔と違っていい大学に入れば幸せになれるという時代ではなく、
いかに自分の力で社会を生きていくかが大事になる時代なので、その力を子供につけさせたい、全体的に教育の仕方がわからないという方には非常におすすめ。
ただし、良くも悪くも花まる学習会の経験がベースになって話をしているので、
読んでいて勧誘をされているように感じるかもしれないのでそこの点は注意が必要かも。
Posted by ブクログ
そろそろ育児書はお腹いっぱいなので一旦離れよう。大体の本が同じような内容に思えてきたということは、今のところ知識は充足しているはず。片方は味方になることを夫に共有できていないので、追い打ちをかけないように早く伝えねば。9歳以下はオタマジャクシという言葉にホッとした。あぁ、この子まだオタマジャクシだった、と許せるようになったかも。没頭を妨げないことが余裕のない毎日ではなかなか難しいので、意識しなくては。
Posted by ブクログ
はなまる学習会創設者の高濱さんの本。
頷く所ばかりでした。
・どんな世でも幸せを感じられるのは、自分の価値基準が明確な人。自分の幸せは自分の心で決められる人に。
・子育てに必要なのは、自己肯定感を育てること、何かに没頭する体験を積ませ子が没頭しているのを親が邪魔しないこと。
・幼児期や児童期に自己否定感を持つと、ネガティブな感情をひっくり返すのが難しくなる。
・自己肯定感を高めるために親がすべきこと
①無条件の愛を注ぐ
②褒める
③社会的自信がつくようお膳立てする(友達からすごいと言われる機会を作る)
・兄弟間の嫉妬を防ぐには、上の子が圧倒的に得意なものを作る、親とどちらか1人だけとの時間を作る
・叱り方三原則
①厳しく
②短く
③後を引かず
・とんな大人になって欲しいかを父母で擦り合わせる
例:メシが食える、モテる
・没頭経験が必要な理由
①自分の好きなこと、嫌いなことが分かる→自分の価値基準が明確になる
②ハマる快感を知る
③没頭経験で伸びる力が備わる
・人生のレールから外れた時に終わったと思うか、これからだと思うかは、価値基準を人に与えられているか、自分で作っているか
・大成した選手には小さな目標を自分で立ててやりきる、を繰り返した人が多い
・抜きん出た実力(没頭・好き)を支える基礎には基礎学力が必要。基礎学力は反復で身につける。
・一番成長するのは、上手くいかなかった場合に結果を受け入れる時
・10歳を過ぎたら子離れ宣言。5年生頃には大人として扱い、余計な口出しはせず自分でやってもらう。
・基本は子供の話を聞くだけで良い。
聞く時は繰り返す、言い換える、共感する。+抱きしめる。
・いじめっ子は生命力の乏しさに目をつける。堂々としていればいじめられない。
・簡単に心が折れないためには、逆境を楽しむ力、切り替える力、が必要。
世界はいつも自分にフェアとは限らない。
負けた時のメンタルコントロールが大切。
挫折を乗り越える経験を多くさせる。
転ばぬ先の杖を親が出すのは絶対ダメ。
Posted by ブクログ
10歳からは子離れ宣言をして、外の師匠を見つけるべき、逆境を自分で乗り切るのを見守るべき、など、考えさせられる主張があった。
男女関わらずモテる大人、自分でメシを食える大人を目指すべき、というのは腹落ちする目標です。
勉強に関していつまで親がサポートできるかな?!
Posted by ブクログ
子育ての上で大切なことは、自尊心を育てること。自己肯定感と没頭経験が大切。
叱る時は、厳しく、短く、尾をひかず!
叱った後は笑顔で。
存在を否定することや、何かと引き換えにするような言葉は禁句。
マイナー競技や武道で一番になることも自信をつけるのに良い。
9歳までのオタマジャクシ期には、抱きしめてあげる、大好き、一緒にいるだけで幸せなど、存在を認める言葉を振りかけてあげる。
Posted by ブクログ
これから子育てが始まるところで、右も左もまだ分からないけど、参考になることが多かったように思う。他の著書も読みたくなった。子どもがもう少し大きくなったら再読したい一冊。
Posted by ブクログ
以前から著者の他の本も読んでいて、重複している内容も多いので、頭では理解しているはずなのに実際の子育てではいまだに真逆の対応をしてしまっていることも多く反省。
子どもはなるようにしかならないものだから、親が「伸ばそう」と頑張るのでなく、子ども自身の成長する力を信じて「つぶさない」ことが大事。
子どもを「どこで何をしていても、自分次第で楽しめると考えられる」「どんな世の中になっても、幸せを感じられる」ような、自立した大人に育てることを子育ての目標としていきたいと思った。
そのために、自己肯定感を育てることと、没頭体験を積むことで好き・嫌いなどの「自分の価値基準」を持てるようにすることを心がけたい。
Posted by ブクログ
花まる学習会の理念が「メシが食える大人に育てる」だとは知らなかった。お受験の塾というイメージしかなかったけど、現実的で頼もしい理念である。
いくつか参考になりそうなことがあったので以下メモ。
家訓を作る
上の子には5分でいいから一人っ子時間を作る
勉強は楽しいからする(勉強=イヤなものという考えが知らず知らず伝わってしまうので意識改革!勉強は世の中を知る楽しい営み)
考え抜く楽しさや達成感を味わえる
子供に辛いことが起きたら
繰り返す 言い換える 共感する
人生、どこで何をしていても、自分次第で楽しめる
人生に正解などありません。
正解は自分でつくるもの。
選んだ道を正解にすれば良いのです。