あらすじ
「遊女が結婚する」――江戸時代、男の享楽の道具として、一見、華やかで、その実、苛酷な運命を強いられ卑しめられる存在だった遊女たちにも結婚の話がなかったわけではない。浮世に流されることなく苦界の垢を清めようとしたもの、「人並み」の結婚生活を夢見たもの――その人生は様々だった。本書は、賢くも逞しく「遊女のその後」を生きた女や願いかなわず身を持ち崩した女、これに関わる男の話を、随筆から拾って紹介する。
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Posted by ブクログ
遊女と、一般の娘(この場合は商人の娘)、嫁にもらうならどちらがいい?と
点数付けで判断したり、遊女にうっかりのめり込み、騙されて痛い目にあった人々の話をコミカルに綴っていたりと、かなり読みやすい。
遊女にモテる粋な男になるにはどうしたらいいのかの解釈を読んで、
「スマート」「機転」「男らしい潔さ」がモテ男の条件であることは、
いつの世も変わらないんだな、とおかしかった。
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
本書は、賢くも逞しく「遊女のその後」を生きた女や願いかなわず身を持ち崩した女、これに関わる男の話を、随筆から拾って紹介する。
[ 目次 ]
1 結婚に執着した遊女たち
2 遊女の結婚資格
3 遊女を眺める眼差し
4 遊女に執着した男たち
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