あらすじ
恐怖、復刻! 山岸凉子が、人の心の真の闇を描いた4編。迫力の筆致がよみがえるカラー扉絵を、全カラー収録した、完全新装版!!
死の淵をさまよう男が体験した世界を描いた『夜の馬』。母親の、我が子への偏愛がもたらした破滅への道程『メディア』。実話をもとに語られる『押し入れ』。そして、愛を打算にかけた男が取り憑かれた怨念の形『雨女』。衝撃の4編が、あなたを捕らえる。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
表題作のほか、「夜の馬」、「メディア」、「雨女」収録(「夜の馬」「雨女」はいずれも実際の事件をテーマにしたもの。両方とも有名すぎる事件です)。
オススメは母親と子供の関係を描いた「メディア」。母親の描写がとにかく素晴らしい。プレゼントがちりめん製のテディベアだとか、「こういうタイプの母親」によくここまで気づけるなぁ、とゾクゾクした。ラストの後味の悪さが何とも言えない。
ちなみに読んだ日の夜、めちゃくちゃ怖い夢を見た。
最高
山岸凉子先生は、デジタル書籍反対派の聞いていたので悲しく思ってたのですが、ついに解禁したそうで感激です。
メディアは怖かったです。娘がかわいそう。美人でしっかりした、母親に似てない素敵な女性なのに。
Posted by ブクログ
山岸涼子で思い出したこの本。『鬼』とあわせて、子どもの頃のトラウマ本である。家にあったのはAmieコミックの方だったけれど、表紙見るだけでトラウマ復活だったのでこっちに。
押し入れがある部屋で寝られなくなる本。現在住んでいる家は、寝室に押し入れがあるのにね...
Posted by ブクログ
再読。手持ちの山岸短編集の中で一番好きな作品かも。 特に印象的なのはやっぱり「メディア」。子どもは自分のものだと思い込む時点で、アメリカも日本も根本は一緒なような。。「鬼子母神」に出てくる母子を思い出した。(感想2/13)
結構
リアルな事件をモデルにした作品が2つ。
「夜の馬」はミドリ十字の事件だし、「雨女」はロス疑惑だし。
水子ならぬ死んだ女の霊を引きずってるの怖いw