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前世(オタク)の記憶を持ったヒロイン物、この作品で2作目です。
今作も、推しが不幸にならないように、死なないように、前世の知識を活かして、ヒロインが奮闘していました。
こういう作品の、定番の形式なのかな?
私としては、御厨さんの方が好みでした。
文章がしっかりしていて、世界観にもよく合っているといいましょうか...重厚感がある?
一気読みでした、面白かったです。
挿絵もとても綺麗でした。
オススメです。
自分のみが知る事実を噛み砕き、最善の策を熟考し、速やかに行動に移す前世持ちのヒロイン。
現世の体の弱さも何処へやら…最推しの為に戦う姿がとても美しい。
ドラマチック且つ重厚な物語。とても面白かった。
おもしろかった!
数回しか読んだことがない作家さんですが、とっても面白くて引き込まれました。
映画か海外ドラマみたいでした。
視点が入れ替わるのも大変よかったし、アルシオーネの周りの人がすごく魅力的で、読んでいてほっこりしたりじーんとしたりしました。
終盤の戦争のシーンはすごく躍動感があって、とってもおもしろかったです。
きっとかわいい子どもがどんどん生まれて幸せに暮らすのだろうと思える希望に満ちたラストでよかったです。
ヒーローを守るヒロイン
よくある前世の記憶を持ったヒロインが推しのヒーローの最悪な結末を変えるべく、自分なりにヒーローを守ろうと奮闘するお話です。このヒロインがとても好ましい人で好感が持てました。ある人物の策略によって起こされた戦の場面は臨場感たっぷりに描かれていて、ハラハラドキドキしました。
描かれていたのが結婚式までだったので、その後の溺愛ぶりや妊娠以降の話も読んでみたかったな~
やっぱり面白い
毒殺されかけて前世の記憶を思い出して推しのヒーロー皇帝の危機を回避するために頑張る優しいヒロインと段々ヒロインを溺愛していくヒーローのお話。悪役もちゃんと悪役で断罪されたのでスッキリ。
ただずっと世継ぎを産むのがお役目だって何回も言ってたのに前世の記憶ではヒロインは男の子を産んだと言ってたけど結局子供はどうなったのか書かれてなくてちょっと残念でした。お話はとても面白いです。
Posted by ブクログ
ラスボスは分かっているのに追い詰める手段がない、このもどかしさ。
前世の記憶で主人公のアルシオーネはある程度話の流れは分かっているとしても万能ではない。
そもそも推しキャラだった陛下と仲が深まるほど、原作から解離していく。
原作も日常の全てまでは記載してくれていないので、何処に地雷があるか分からない。
記憶があっても万能ではない。
その説得力の高さとハラハラ感が絶妙だった。
特に序盤は誰が味方になってくれるか分からず慎重にならざるを得ず、特に弟がコンタクトを取ってきたときは罠かと主人公たちとともに、こちらまで身構える羽目に。
この弟の働きが、今後の話の流れを大きく変えたと思う。
君がいなかったら、きっと最後の決定的な追及もできなかっただろう。
ありがとう。
そして、好きな人と結ばれて幸せになってほしい。
皇帝が推しキャラだったこともあり、彼が生存するためなら戦場まで駆けつける高い行動力と献身力、そして愛情の深さ。
皇帝が溺愛したくなるのも分かる。
前世の記憶がまじりあって性格や気質は変わったのだが、国のため、皇帝のためにはいい変化だったに違いない。
不安要素は、皇帝が原作小説での敵国キャラで、原作の主人公側から見れば滅ぼす対象であるという点。
今回はその本編の数年前設定なので、原作の主人公たちには会っていないが、この先その不安要素は襲ってくるかもしれない。
つまり、彼女の頑張り物語は終わらない。
周辺国との関係性も変わってきている中、本当の平和な幸せを掴めるか。
主役二人の幸せを願ってやまない。