あらすじ
選考委員が即決した『このミス』大賞受賞作!少女漫画家の和淳美は、植物状態の人間と対話できる「SCインターフェース」を通じて、意識不明の弟と対話を続けるが、淳美に自殺の原因を話さない。ある日、謎の女性が弟に接触したことから、少しずつ現実が歪みはじめる。映画「インセプション」を超える面白さと絶賛された、謎と仕掛けに満ちた物語。
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Posted by ブクログ
雰囲気がよく、面白かった。
意識不明の人の精神に入るという設定もめっちゃ好みで、読後感もかなり良かった。
序盤から弟くんが死んでることにはうすうす気づいていた。岬さんと木内くんが出てきたところで、主人公が夢の中にいると予想。珍しくアナグラムにすぐ気づいたから、嬉しかった。
Posted by ブクログ
SFインターフェースという近未来な機器を介して繰り広げられる夢と現実に魅せられた作品だった。
どこまでが夢で、どこまでが現実なのか、、
序盤はミステリー要素がなかったが、徐々に歪みが明かされるのが面白かった。
アートとか医療の難しい用語多すぎだったけど、ざっと読んでいくと読みやすかった。
映画化されているらしいので観てみたい。
Posted by ブクログ
自殺未遂で昏睡中の弟を助けるための治療をしていると思っていたら、実は主人公自身が患者で、今まで現実だと思っていたものは現実じゃなかった。何が現実で何が意識の中なのかわからなくなる。この世界は本当に現実なのか?と疑いたくなる仕掛けは怖くて、読んでいて面白かった。
弟はたぶん島で死んでしまったんだろうな、というのと、主人公は編集者の杉山さんに恋心があるんだろうな、というのは察せたので、両方ともちゃんと伏線として回収されたのもよかった。
でも、編集者との一度の過ちで全てを失って自殺してしまっていた、というオチに、ここまで読んできて受けた主人公の人物像とのズレを感じた。ずっと、主人公の自認の主人公の話を読んでいたからなのか。
Posted by ブクログ
【2023年7冊目】
物語の中にゆるゆると絡み取られました。どこまでが夢で、どこまでが現実なのか。覚めたと思った途端にまた夢に陥っている。今この感想を書いている私は現実にいるのだろうか、それとも。
現実だと思っていた世界から徐々に夢と現実の狭間に陥っていき、最後ははっと息を呑む終わり方でした。