あらすじ
シベリアからの大陸間弾道弾ミサイルがワシントン近郊で炸裂。核攻撃を受けたアメリカは直ちにICBMでモスクワ北部に報復、核弾頭装備の巡航ミサイル搭載のB-52爆撃機隊を発進させた。ロシア大統領は事故を主張、恭順の意を示すが、千島空軍基地が「クリル義勇軍」を名乗り造反、2機のスホーイがB-52邀撃に向かう。この機に乗じ北朝鮮軍も南進。韓国との緩衝地帯を埋め尽くすT-62戦車と迎え撃つA-10攻撃機。圧倒的物量に在韓米軍が苦戦するなか、中国が北朝鮮に呼応。極東の火種はついにアジア全域に!
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東アジアでついに戦争勃発!
シベリアから発射されたICBMがワシントン近郊に着弾し米国が報復。この機に乗じて南進を開始した北朝鮮軍とこれを支援する中国軍。スケールの大きいミリタリーもので読み応えがあるが、各国の利害や思惑が複雑に絡み合い、全体像が掴みにくいところもある。最近は国対国の正規戦より、テロリストやゲリラ組織などが相手の不正規戦のほうが発生頻度は高い。また潤沢な資金、高度なスキルをもつテロリスト集団も存在する。ブラックマーケットに流れた旧式の核兵器や、盗まれた細菌兵器がそんなテロリストの手に渡ったらどうなるか。果たして日本はまともな対応ができるのか?そんなことをふと考えてしまった。