【感想・ネタバレ】本屋の新井のレビュー

あらすじ

本は日用品。だから今でも売ってます。オススメです!と言いふらしたい本に出会えると本屋の仕事は楽しいのです。
ときに芥川賞・直木賞よりも売れる「新井賞」を独自に設立した型破り書店員が綴る「本屋の裏側」。その仕事を知れば、本屋を覗き、並んだ本を手に取り、本を買うのがさらに楽しく、愛おしくなる!

文庫になりました。
3年経っても相変わらず
「本屋の新井」です。

本は日用品です。

売れない時代に売れたら、喜びもひとしお。
工夫の成果が見えるのも、売れない時代ならでは。
だから今日も、愛を込めてPOPを書きます。
誰に頼まれていなくても、たとえ1銭も出なくても、
読んでおもしろかった本についてしたためずにはいられないのです、書店員という生き物は。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

左から開く講談社文庫!
図書カードの利益率の低さや紙袋が高価だという話に、なるほどと思った。今は紙袋が有料になって書店にとってはよかったな、と思う。でも、カバーはいつまでも無料であってほしい。
もう少し、そういう本屋ならではのエピソードや、具体的な作品名がたくさん出てくるのを期待してしまったので、想像よりあっさり終わってしまった感じ。「新井賞」のことももっと知りたかったのだが。連載コラムの書籍化だし、そういうスタンスが持ち味なのかな。
「本が好き」の中には「本が好きな自分が好き」が含まれているのは、大いに納得。
やせるおかずの本についてお客から効果を聞かれて、「現状維持です」と答えたところで吹き出してしまった。
著者略歴の一つ、「踊り子」が気になっていたが、ネットで新井賞を調べた時に、ストリッパーのことだとわかり驚いてしまった。

一番印象に残ったところ。
「必ずしも「売れている本=誰にとっても面白い本」ではない。
なぜなら本は、基本的に買った後に読むものだからだ。」
コロナ禍に流行った『〇〇〇』や、今文庫化が話題の『〇〇の孤独』はみなさん、読めたのだろうか?

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2025年01月04日

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