あらすじ
コーラル城の華やかな喧噪にまぎれ、王妃暗殺の罠は巧妙に精緻に張りめぐらされた。無関係に見えた少女の死。王宮の内部で殺された侍女。決戦の場となった雪原で、暗殺集団ファロットの青年はあでやかに微笑む。リィの本能が警鐘を鳴らす。この奇妙なイキモノは「人間」なのか!?
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Posted by ブクログ
パラストの王がリィの暗殺をファロットに依頼してから数ヶ月。
実際に、リィに刺客が放たれた。
その刺客はリィと同じにおいがするもので、リィと互角の腕を擁していた。
それに同じにおいを感じで日に日に近づいていくリィだが、シェラはそのことに危機感を覚える。
けれどリィは思ったよりも冷静に判断していて……
という話でした。
リィの離婚騒ぎから始まって、暗殺者の到来……と。
相変わらず、一冊でものすごく濃い内容で、小説って、やっぱり一冊で物語の内容量が多いよなあ……と本当に思いました。
恋愛もかなり動き出していて、その恋愛が次世代の物語に続いていくのだ、ということがよくわかる話でした。
是非とも、最後までついていきたくなる話なので、覚悟して読むといいと思います。