【感想・ネタバレ】「青春小説」のレビュー

あらすじ

三億件事件の現場にタイムスリップした男たちを描く「三億の郷愁」、地方からおっかなびっくりに上京してきた青年を描く自伝的作品「灰色のノートから」収録。青春の愚かしさと喜劇性を巧みに描く。

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Posted by ブクログ

「三億の郷愁」「灰色のノートから?」「灰色のノートから?」を納める短篇集。

このうち「三億の郷愁」は三億圓事件の犯人から三億圓を強奪すると云ふ物語。
昭和59年から事件のあつた昭和43年にタイムスリップした二人が、三億圓事件の搜査データをもとに事件を研究し、三億圓を強奪しやうとする。
私が8歳の頃の時代がよく描かれてゐて、とても懷かしかつた。

次の2篇は、作者の青春時代に題材をとつた「青春小説」。
「青春小説」とカッコ付なのがミソなのだらう。
作家にならうと云ふ志を持つて東京に上京する前後のことが描かれてゐる。
こちらは、讀んでゐてさほど面白い物語ではなかつた。

2003年10月11日讀了

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2009年10月04日

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