【感想・ネタバレ】カンバセーションズ・ウィズ・フレンズのレビュー

あらすじ

フランシスは作家志望の21歳の大学生。かつての恋人のボビーと共にダブリンでポエトリー・パフォーマンスを行っている。二人の才能に目をつけたジャーナリストのメリッサと親しくなるが、フランシスはメリッサの俳優の夫に惹かれていく……。BBCドラマ化決定

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ストーリーや起こるできごと、ひりひりするような若さは超普遍的でありつつも、登場人物の設定や関係性、ディテールの描写は超現代的で、とてもおもしろかった。また、文章が読みやすく、ぐいぐい読んでしまった。

知的ユーモアあふれるフランシスの視点が本作の大きな魅力だと思うのだけれど、若さゆえか主観的な評価と周囲の反応が食い違っていることも多いのがスリリングで、フランシス本人を含めキャラクター造形を想像する作業がとても楽しかった。

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2022年02月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

特異ではない関係性が、当事者の言葉によって複雑な関係性を持っているということがわかる。
村田さんの帯の言葉に納得。

ずしんとくる読後感。浮かび上がる問題や疑惑に自分も一呼吸おいて考えないと読み進められなかった。凄まじい、、

最後のシーンは特に大切にしまっておきたい。惹かれ合う間柄において、こんな会話ができたらいい。

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2021年10月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

特に何かが起こる訳では無いけど常に主人公の緊迫した状態が伝わってきて、主人公が危ない選択をしてしまうんじゃないかってハラハラしながら読み進めた。どんどん不倫の沼にハマっていく主人公とニック、未練が残るボビー、他人と浮気していた過去を持ちながら自分が浮気されると嫉妬に狂うメリッサ、全員に弱い部分があって人間の本質が描かれているような気がした。周りの人間を素晴らしい人間、能力ある人間だと思い込みがちっていう言葉が刺さった。

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2024年02月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

正直なところ、人生経験が浅いのでそんなにも人に対して特別な感情を抱いたことがなくイマイチ登場人物に共感することができなかった
他人と自分の家庭環境や容姿、価値観や金銭面を比べて自分って一体誰なのか?そこに私はいるのか?ってぐるぐる考えてしまうフランシスをどこか慰めてあげたい気持ちになった
若い子特有の知性と清々しいほど恋に翻弄される幼さのアンバランスなところが現代っぽいのですかね
ボビーとフランシスの友人の枠を突き詰める関係性をこれからも続けていてほしい、依存しあっているのは実は自分たちなのかも

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2022年09月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

知的なフランシスはニックとの仲が深まるにつれて自分を失っていく。一人で問題を抱え込んでしまうところがあり、すれ違いからニック、ボビー、メリッサとの人間関係が変化していく。人生経験が少ないからかあまり登場人物に共感出来ず、期待し過ぎたのかあまり自分とは合わなかった。でも他の人の感想を見ると自分が思っているようにも奥深い作品なのかもしれない。

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2022年02月06日

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