【感想・ネタバレ】30センチの冒険のレビュー

あらすじ

故郷に帰るバスに乗ったユーリが迷い込んだのは、
遠近の概念が狂った世界だった。
目の前に見えるものがそばにあるとは限らず、
屋外に出ると道に迷ってしまう。
奇妙な現象に苦しむ街の人々を救うため、
ユーリは「30センチのものさし」を手に立ち上がるが……。
ある日突然、非日常の世界に連れ去られる冒険ファンタジーの傑作。

※この電子書籍は二〇一八年十月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

再読。馴染みのある三崎ワールドのワードが全体に意味をもって散りばめられており、1冊の本の奥に他の複数の物語が潜んでいると感じたがっている自分がいた。他の本をひっくり返して相関図をつくってみたいものだが、それも無粋だし、面倒だ。読書中ずっと、三崎さんの本をすべて読んだうえでこの本を味わえてよかったなあと幸せな気分に満ち満ちた。

0
2021年10月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最初こそ展開についていけず、読み進めていましたが、中盤以降はどうなるのかが先行して読むスピードが上がりました。
普通に歩くことのできない場所、さらに外から脅威も来る殺伐とした世界で暮らす人たち。
マカが戻っても、まだまだ世界は完全ではないし、統治者が戻ってくる可能性も低い。それでも諦めなければ平和に暮らせる日々が訪れるかもと希望を捨てない施政官たちを応援したくなります。

0
2024年02月17日

「小説」ランキング