あらすじ
「あっ!これが死臭なのか・・・・・!!」日本初の「遺品整理のプロ」の心に深く刻まれた46の壮絶な現場。少子高齢化、遺産相続争い、恋愛のもつれ、遺族の不仲、人に知られたくない性癖・・・・。そこには、人の営みの光と影のすべてが凝縮されていました。これまでにない新しい視点と独特の語り口で、圧倒的な読後感が得られるはずです。全国の家主、不動産関係者も必読!
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Posted by ブクログ
読んでよかった!しらなかったし、考えたこともなかった。孤独死した死体と遺品処理を、プロの業者がどうやって整理する?ゴミ屋敷はどうやって片付けられるの?著者はブログ執筆中。
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遺品整理業を専門に行う、キーパーズ代表取締役、吉田太一さんの本。
高齢化社会、独居老人が増えてくるなか、遺品整理から様々な人の死に際を書かれている本。まだ死ぬということが自分にとって他人事なのだが、本に出てくる多くの方の人生に、悲しみを感じます。
子どもに迷惑は掛けたくないから、逆に迷惑掛けすぎて子供たちから見放されてしまった。人生はいろいろですが、人の縁というものは大切なんだなあと思わされます。たとえ孤独死したとしても、一両日中に発見されれば処理の手間が全然違うそうですから。
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自分の老後を考えて、身につまされる思いが……。有終の美がいかに難しいか、改めて考えた。
年をとるごとに少しずつ、身の回りを整理して生きるようにしたいと思う。
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「孤独死」「自殺」「殺人」‥‥
遺品整理専門業者の社長さんが見た、現場の数々。
1現場4ページ程度でも、
それが集まると、
日本が今抱える問題の縮図という感じ。
特に、急増する孤独死の深刻さを感じました。
そして、さまざまな人生があるんだなあということもわかる。
壮絶な現場の表現に気持ち悪くなり、
やるせない死に方に切なくなるけど、
「どんな仕事であっても、この世の中にそれを必要とする人がいる以上、そこにやりがいと充実感を感じることはできる」
という思いのもと、プライドを持って働く筆者の姿に救いがある。
Posted by ブクログ
内容紹介
孤独死、自殺、殺人…ひとごとのように感じられるかもしれませんが、それらはあなたの隣で起こっていてもおかしくありません。本書は、日本初の「遺品整理」の専門業者として、さまざまな壮絶な現場を経験してきた著者が記した46の「現実にある出来事」。あまりの凄まじさに「覗き見」の興味本位で読み進めていっても、そこからは現代社会が抱えている痛みや狂気が汲み取れます。圧倒的な読後感!
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生きることについて考えさせられました
いろんな去り方があるけど
家族は大切にしないといけないです
なにより1人暮らしのわたしたちは
うかうか死んでられないです
Posted by ブクログ
内容紹介には、日本初の「遺品整理」の専門業者として、さまざまな壮絶な現場を経験してきた著者が記した46の「現実にある出来事」・・・と記してある。自殺したときの現場の後始末は、警察が行うものだと思っていた。孤独死や自殺など、さまざまな人生模様が語られている。腐敗して、人間が液状になったのを処理するというリアルな記述を読むと、ほんとにすごい仕事をしている人がいるものだと思う。
自分の好きなように生きればいい,
ただ、同時に最後(死ぬ時)は人に迷惑のかからないようにしないといけないなと感じた。
Posted by ブクログ
ノンフィクション作品を探していて出会う。
孤独死や殺人にあってしまった後の遺品整理屋の仕事を書く。長く放置された遺体の描写が詠んでいて苦しい。私は孤独死でも良いと思っているが、事前に他人に迷惑をかけない仕掛け(冷蔵庫を何日開けないと通知が遠方の家族に行くと言うシステムがあったな)をしておく必要があるなと思った。
孤独死になってしまうのに、様々な家族模様があるのだなと感じる。
Posted by ブクログ
孤独死や自殺の記事が多かったと思う。途中何とかならなかったのかという著者の言葉があり。あれから10年たった今どんなセーフティーネットができたのか、変わってきたのかが気になった。
一案件ごとに章が区切られており、読みやすい本だった。
ゴキブリの壁の話が一番印象に残った。
Posted by ブクログ
「死にざまは生きざま」
何千人もの死にざまに会ってきた著者の、あとがきに書かれたこの言葉は、今後たびたび思い出すような気がする。
自殺、殺人、死後数週間の遺体のあった部屋の描写(45L袋半分量のうじ虫、部屋の壁という壁についたG(文字にしたくない)、血しぶき、など)を読んでも想像が難しく全くと言っていいほど気持ち悪いとは思わなかった。
ただ、そんなものを見なければいけない状況やそれに至った過程を想像すると気の毒で仕方なかった。
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壮絶。途中で気分が悪くなるので、一息には読めない。
死体にたかる床一面のウジ虫、床と言わず壁と言わず張り付いている一面のゴキブリ、フローリングの床に液状化してはりついた死体……。うえ。
でも、ただグロいだけの本ではない。
主はいなくなっても、部屋は主の痕跡を濃厚に残す。エロ本とエロビデオに埋め尽くされた部屋あり、独居老人の孤独死あり、息子の死体といっしょに6日を過ごして衰弱死寸前で発見された認知症の老親あり。
「死んだ後の部屋」という、誰も見たことがなかった視点から、死に方、そして生き方に思いをはせる……という本だ。
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「天国へのお引っ越しのお手伝い」
―そのように形容される遺品整理屋さんの「現実にあった出来事」をピックアップした本です。
本当にあるの、こんなこと…と思うような事例も紹介されているのですが、
何よりも「孤独死」に関する事例が一番気になりました。
若くても、突然死することもあるわけで、そういう場合にいかに早く誰かに気がついてもらえるか、というのはすごく重要であるけれど、どうしたらいいの!?と思う部分です。
死んだあとのことは自分には分からないけれど、発見が遅れるとアパートやマンションの場合、苦情などによる精神的なダメージと原状回復の費用という問題があって、これは知らない、で通せるものではないのではないだろうか、と思いました。
これは、おそらく独り暮らしでなくて、家族がいても同じなのではないでしょうか。
そうはいってもね…どうしたらいいのか、すぐに答えが出る問題ではないのだな…と思いました。
Posted by ブクログ
一気に読み終わった。
遺品整理専門業者というちょっと聞きなれない職業の方が書いた本。
様々な死にまつわる出来事がリアルだけど、嫌悪感は全く無く、むしろ著者の会社にあらかじめお願いしようとさえ思った。
一つ一つのエピソードは短いのでちょっとした細切れ時間でも読める。おすすめ。
Posted by ブクログ
孤独死、自殺……死んだ人達の「後片付け」をする人の話。
話というより体験談であり、遺族の話や作業員の話等、1話1話は長いものではありませんがとても深く考えさせられるものばかりです。
孤独死は誰にでもありえるものです。
その為に、元気なうちに何が出来るか。今こうしている間にも1分1秒、その時は迫っているのだと何かが訴えて来る作品です。
Blogで書かれているものが書籍化したもので、興味がある方は「遺品整理屋 ブログ」で検索すると辿り着けるかと思います。
Posted by ブクログ
遺品整理屋は見た感想を書くのが遅くなったので、直後に感じた寂寞とした感情は消えたが最後まで読みきることができないものがあった。人の死はやがて訪れるものだが後に残ったものをどうするか改めて考えさせられる。孤独死や自殺、事件による死でなくても何かしら後にはそれまでの生に必要だった諸々の物が残るのならやはりできる限りはふだんから身の回りを整理しておきたいものだ。こういう仕事をしてくれる人がいて本当に助かるなと思うけど、実際にやっている人たちにしたら本当に大変なのだろうなと思う。臭いも虫も全部いやだけど一番は醜い人間かな。
Posted by ブクログ
遺品整理を生業とする人がいたというのは知らなかったし、死者と隣り合わせの仕事を淡々とこなす様は尊敬に値する。ただ、1章1章が短く、ちょっと物足りない感もあるのも事実。Webを本にするのではなく、本職ライターによる追加取材があった方がさらに良い内容になったのでは・・・・
Posted by ブクログ
実際にある会社の社長のエッセイ?HPも見てみた。主に変死体などの処理の話、経緯などの説明はなく、たんたんと状況だけが書かれている。思っていたのとは全然違って、怖い・・・