あらすじ
今の世の中、みな「少しでも早く」「少しでも賢く」「少しでも無駄なく」「少しでも損をしないように」と目先のことばかり気にしているのではないでしょうか? 遺伝子工学の第一人者である筑波大学名誉教授の村上和雄氏が、自分の研究成果である遺伝子ONの話、有名な科学者の逸話、大きな悲劇から立ち直りつつある方々の話などからさまざまな例をあげ、ほんとうに豊かで幸せな「神の望むアホな生き方」とはどんなもので、どのようにたどりつけばいいのかを語ります。
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Posted by ブクログ
筑波大学名誉教授の村上氏、科学、遺伝子工学といったいわば理系の「粋」を結晶した分野の先端を走る著者が語る、理論を超えた【サムシンググレート】について語る本著。
引き寄せの法則やセレンティビティ、プランドハップンスタンスといった欧米からのセオリーを引き合いに出すまでもなく、
日本でも古来から「急がば回れ」「情けは人のためならず」「因果応報」など利他や相互扶助、謙虚さを重んじる言葉には枚挙にいとまがありません。「合理性を突き詰めに突き詰めて辿り着いた遺伝子は言葉を超えた美しさ」であり、そこに人智を越えた何かの存在を感じずにはいられないと著者は解きます。
自己啓発だけでなく、遺伝子工学の先端を垣間見る本としてもオススメの著です。