あらすじ
チュルクが、マルヤムが、ミスルが、そして死んだはずのアンドラゴラスひきいる叛乱軍が、王都エクバターナに迫る。軍師亡きパルス軍は決死の防戦で敵をしりぞけるが……。蛇王ザッハークとの戦いはいかなる結末を迎えるのか? 全16巻の架空歴史ロマン、堂々完結!
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Posted by ブクログ
アルスラーンと16翼将の壮絶な闘いが最後の巻で収集つきます??って思ってたんですけど、怒涛の全員退場で収まりました笑。まじめな話しするとザラーヴァントの死から不穏な空気が漂ってるな〜と思ったんですけどナルサスの死がショックすぎてちょっと落ち込み(小説だよ〜)でもメルレインは一応仇をうったし、クバードもペシャワールで取り逃がしたこと払拭したし、ダリューンもナルサスの仇取ったし、それら全ての人を薙ぎ払ったザッハークをアルスラーンが討ち取る流れ、きちんと精算できる感じで良かった。けどアルスラーンの統治約5年かぁと思ったら涙
Posted by ブクログ
正直途中から虫けらのように主要メンバーが死んでいくのが辛すぎて、若干心が折れそうになり…
最終的に悲しさが田中先生への八つ当たりの様に怒りになって、『なんでそんなに殺すか!?それ必要な死なのか!?なんでそんなあっさり殺すのか!?』とか思いつつ読んでた。
最後の蛇王ザッハークとアルスラーンの一騎打ちが相打ちになって最終的に残ったのがエラム、ファランギース、ギーヴ。
この後ラジェンドラにアルスラーンが死んだ事を報告しに行った時あのラジェンドラが泣いてる場面を読んで号泣…。やっぱりアイツは憎めないし心根は良い奴なんだなと。
それからのみんなの暗黒時代を過ごす月日の悲しさ…
ギーヴが名言を残して死に、ファランギースも死に、最後ヨボヨボになったエラムがアルスラーンとの約束を果たした後の逝き方にまた涙が溢れ…
この話は本当に『戦記』なのだなと心に静かに落ちた。
必要以上に死ぬことも、ほぼ誰も主要メンバーが残らなかった事も、1つのの歴史が終わって、次の歴史に引き継がれた通過点に過ぎなかったこと。
壮大な1つの歴史の移り変わりを見せられた。
田中先生に怒ってた自分がどこへやら…最後は凄いな田中先生…と言う気持ちになっていた。
ただやっぱり大好きな主要メンバー達が死んで言ってしまうのは、悲しいね。
Posted by ブクログ
後半はずっと涙がとまらなかった
アルスラーンと十六翼将のみんなが
エラムを迎えるシーンはとても良かった
「アルスラーン戦記」という作品に
出会えて良かったと心より想う
Posted by ブクログ
怒涛の一冊。といえるであろう。最終巻でもあり、多少強引なまでに次から次へと起こる出来事も、まさにアルスラーンの駆け抜けるような一生の最期に向けた加速そのものだった。ナルサスも、アルスラーンも失ったあと後世に継ぐものを背負ったエラムを思うとくるものがあるが、ダリューンと2人駆け抜けたアルスラーンの一生が、新しい時代に続いていくことを見届けて、きっと良い報告ができたに違いない。