加藤明のレビュー一覧
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さすが朝日新聞記者。スキあらば自民党批判、ネット批判を折り込み、朝日新聞のしてきたことは鍵をかけてしまい込む。見事である。政府を批判すれば今なら炎上するだろうなどと言っているが、正鵠を得ていない、批判のための批判と見抜かれていることに気づいていない(正鵠を得ていればどんなにキツイ表現でも賞賛されるだろう)。誇張法では大本営発表の批判を喜々として書いているが、その大本営発表を喜々として伝えた挙句、国民を煽ったのは朝日新聞だったはずだが、その事実は朝日新聞にはないらしい。政府発表に笑いがないなどと批判しているが、笑いのある発表をすれは、鬼の首を取ったように批判するだろうに、よくもこんなことが言える。婉曲法で触れている、自分をひた隠しにする社会に対する批判(文書テクニックに必要か?)も、つまらないことを大きく騒ぎ立てるメディア ――これには新聞に限らずネット主体の個人運営ではないニュースサイトも含まれる(当然新聞社のweb版も)―― からの回避策と考えれば理解できるし、「自分探し」を煽ったのは誰だったか。
目次を読めばどのようなレトリックの手法があるのが分かる。本文を読めば朝日新聞のやり口が分かる。 -
Posted by ブクログ
エッセイは起承転結で書く。その中でも最も書きたいことを転に配置する。起と承は、転への導入で利用する。これだけでも文章が苦手だった私にとっては、かなり有用な情報だった。もちろんこれ以外の型もあるが、まずはこの型で練習することによって、基本が身に付いてくると書かれている。守破離の考え方と同じだったので、とても共感できた。分かりづらい部分も例をたくさん紹介することで、感覚的に理解させてくれる。
現在はこの通りにいろいろ練習中。起承転結で書いて転に書きたいことを持っていくだけで、随分と文章が安定するのがわかる。他にエッセイのための書籍を知らないが、エッセイを書くならおすすめできる。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ三例法
三つの例にまとめる。
倒置法
術後の後の言葉が強調される。
追加法
ひとこと余計な文を追加する。
挿入法
本音を( )で追加する。
擬人法
陳腐化しない、うまい下手が気にならないレトリック。
対照法
対比させ双方を際立させる。
いったん情報化されたものを処理するのはうまいが、
現実の物事を情報にする能力が弱い人が多い。
奇先法
なぞかけのようにおやっと思わせる言葉で書きだす。
問いかけ法
自分の世界に引き込む。
非感覚法
五感を使った文章。
視覚は多いが、臭覚と触覚が減っている。
街からにおいが、人とのふれあいが減っている。
婉曲法 えんきょく
断定を避ける。仲間はずれにならいように。
自分探し?
自分を直視せず、別の自分があるとの思いこみ。
誇張法
最高最悪。
ヤバイ、チョー、マジ、単細胞的な誇張法。 -
Posted by ブクログ
皆が勘違いしているが、赤の他人が書いた文章なんて、誰も最後まで読んではくれないものなのだ。では、どうすれば最後まで読んでもらえるおもしろい、「もっと読みたい」と思ってもらえる文章を書くことができるのだろうか。週刊朝日編集長、朝日新聞論説委員をつとめた著者が実例をもとに、読む人の心を惹きつけるエッセイの書き方を手ほどきする。
このように誰からでも見てもらえる形で本の感想を綴っていることもあり、読みやすい文章を書くコツを知ることができれば…と思い、本書を手に取った。
最後まで読まれる文書を書くために、表現力や語彙力よりもすぐに習得できる技、それはたった二つ。「起承転結」で文章を組み立てることと、深く掘り下げ色々な角度から切り込むことができる「ネタの鉱脈」を持っておくこと。この二つのポイントを、著者が講師を務めたカルチャーセンターの文章講座の生徒の実例を数多く引用しながら、丁寧にわかりやすく解説してくれる。
「起承転結」なんて小学校で習うような基本的なことだが、実際に文章を書く際に意識したことがあっただろうか。「起承転結」に沿った構造にするだけで、文章のわかりやすさは劇的に変わってしまうことが、文章講座の生徒が書いたエッセイからも理解できる。本書では起・承・転・結それぞれに、具体的にどのようなことを書けばよいのか、どのような順で考えれば書きやすいか等も解説してくれている。他にも、読まれないエッセイの構造や、気をつけるべき表現技法についても説明してくれている。
文章を通して伝えたいことがあっても、余分な話が多すぎたり、時間の流れがばらばらだったり、日本語としてわかりにくい文章だったりすると、読み手には何が言いたいのか伝わらないだけでなく、エッセイの途中で放棄されてしまう可能性もある。少し考えて文章を組み立てるだけで読み手の反応を変えることができるのだから、本書で紹介されたポイントはぜひ覚えておきたい。