伊藤章治のレビュー一覧

  • ジャガイモの世界史 歴史を動かした「貧者のパン」

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    世界史?というより世界におけるジャガイモのエピソード。多くは飢饉を助ける貧者の食べ物であった。日本におけるジャガイモの物語も詳しい。

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    2014年11月26日
  • ジャガイモの世界史 歴史を動かした「貧者のパン」

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    ジャガイモの世界への普及状況が描写されています。
    新書だから仕方ないけど、章ごとのつながりがなく、
    ややとりとめのない内容になってしまっていますね。

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    2014年09月08日
  • ジャガイモの世界史 歴史を動かした「貧者のパン」

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     本書は、ジャガイモがいつどのようにして世界に広がったのかの考察書である。内容は学術的考察が多いようにも思えたが、知識としては興味深い。
     本書によると、ジャガイモの原産地は南米ペルー・ティティカカ湖のほとりで、標高4000mの寒冷の地。人間の手による栽培化がはじまったのは、思ったよりも遅く西暦500年ごろだという。
     それが、16世紀にインカ帝国を滅ぼしたスペイン人によってヨーロッパにもたらされ、日本には16世紀の末にオランダ船員によって運ばれたという。日本にきたのが、江戸中期とは、思ったよりも新しい作物なのだと思えた。
     興味を引いたのは、ジャガイモは、寒冷地でも栽培が可能という点による「

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    2012年06月12日
  • サツマイモと日本人 忘れられた食の足跡

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     戦中・戦後の食糧難を支えたサツマイモ。ややノスタルジックというか古色蒼然とした切り口ではあるが、確かにこの芋なくして戦中の食事は成り立たず、いまだ60歳以上の人々の60半分以上が芋といわれればジャガイモではなくこちらを思い浮かべるという。そんな日本人の飢えや窮乏と密接に関わってきたサツマイモにまつわる歴史的な事柄から、町興しへの利用、宇宙食についてまで幅広く取り扱う。全体にライトな出来上りで、身近なものが題材名こともありさっぱり読めてよし。

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    2010年12月06日
  • ジャガイモの世界史 歴史を動かした「貧者のパン」

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    ジャガイモ史はそのまま世界の歴史となる。といった具合に日本や世界の重要な事件にジャガイモがどう関わっていたかを説明している。

    実際に世界中の人に話を聞いてきたようで、生の声が面白い。

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    2010年12月06日
  • ジャガイモの世界史 歴史を動かした「貧者のパン」

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    ペルーの高原地帯にその源を発っしたジャガイモが、アイルランドを襲った大飢饉、ドイツ(プロイセン)、フランス、ロシアの王政、産業革命、世界対戦からロシア崩壊を経て現在に至るまでを俯瞰する。必ずしも通史として形を成すものではないが、「ジャガイモ」という視点から世界史、日本史を様々なエピソードを交えつつ紹介するというのは、面白い試みだ。通常の通史を縦糸とするならば、この本はその中で様々な模様を織り描く横糸の一本と言えるだろう。

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    2009年10月07日
  • ジャガイモの世界史 歴史を動かした「貧者のパン」

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    「ジャガイモの世界史」というタイトルですが、中身はジャガイモに関する歴史エッセイで、半分くらいは日本に関することとなっています。南米のチチカカ湖付近を原産とするジャガイモは、土壌が悪くても収穫でき、栄養も豊富でまさに「貧者のパン」として救荒作物として世界を巡ります。ジャガイモが歴史に関与した事例は、有名なアイルランドのジャガイモ飢饉だけでなく、1991年のソ連クーデタにも顔を出します。また桜美林大学もまたジャガイモとつながりがあるそうです。ただ、著者がのべている「ジャガイモが「お助け芋」として登場する時代は「異常な時代」」という言葉は相当に重い言葉だと思います。

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    2009年10月04日