平林博のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
フランスってどんな国なんだろう
言葉とか観光だけじゃなくて
フランスって言う国を知りたいって思って本屋さん見てて目にとまった本。
フランスってアメリカとかとは違って大国!!って感じじゃないのに
凄く堂々としてて
誇りを持ってて
そういうイメージでした。
もちろんそのイメージ通りの部分がほとんどなんだけど
移民の問題とかいろいろ問題があって
でも
なんか日本とはちょっと違うなって思える。
フランス人ってフランス大好きなんだろうな。
てかシャルル・ド・ゴールってホント凄い政治家だったんだな。
「国家ブランド」
この言葉凄く似合ってる。
フランス好きだー!!!! -
Posted by ブクログ
元外交官、フランス大使・インド大使を歴任された著者の話を直接聞く機会に恵まれた。
ご本人いわく、「自他共に認める、外交官らしくない外交官」とのこと。聞いた方も納得。
べらんめぇ調でざっくばらんに外交や他国の国家戦略の裏側を話してくれるのには驚いた。
橋本、小渕、森、小泉。著者が仕えた歴代総理とのエピソードを聞けたのも面白い。
さすがに辛辣な批判はなかなか出てこないが、マスコミの表面的な報道からはうかがい知れなかった、大物政治家たちの素顔が分かる。
外交というものが、どのように動いているのか。
フランスという国は、何を考えているのか。なぜ、あのような存在感を維持できるのか。
軽妙で読み -
Posted by ブクログ
・我々は、インド人はアジア人だと考える。しかし、彼らのメンタリティーや思考回路は、欧米的である。
筆者に言わせれば、インド人は「欧米人をさらにシャープにした感じ」と思えばよい。
合理的で理詰めだ。自己主張も強い。宗教、言語など際立った多様性の中で生きている人々だ。大きな人口を有するインドは、欧米以上に競争が激しく、弱食強食の世界だ。
したがって、彼らの自己主張、自己の利益追及態度は欧米以上であり、また攻撃に対しても強く抵抗する。
・インド人は「沈黙は金」とは考えない。何も言わない人は、中身がないか、発信できない人という評価を受ける。
・インドでのビジネスは、大方トップダウンである。これはカ -
Posted by ブクログ
平林元駐インド大使が綴る、インドへの向き合い方。
基本的な論調は、インドは難しいが、親日国であるということ。対中国において感じている危機感、産業構造と違う宗教的な人的構造、さらにカースト含めた独自の文化。こうした表層的に描かれるインドの難しさは、その国にコミットし、勝負している人からすれば全くかけ離れたものになる。スズキやトヨタなどインドをマーケットとして捉えて勝負をしている民間企業、そのレセプションやヒアリングを通じた生に近いインドの姿。大使であることで感じるインドという国のもつある種の高貴な感覚は、おそらく一般的には無いものに違いない。
特別、戦略的、グローバルな対話という新たなステ