東芙美子のレビュー一覧
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購入済み
落語が聞きたくなる
アニメを見てハマったので、小説も読んでみました。アニメとは少し話が違うところがあり、それがまた面白かったです。時代の移り変わりの中での落語の存在が丁寧に描かれていて非常に面白かったです。これを読んだ後、落語を毎日聞いています。
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Posted by ブクログ
絢爛豪華な衆道地獄、芸の道は修羅の道、大河ロマンというか、時に昼メロ…
しかし、迦陵頻伽も舞い降りた。
…そんな感じの、読みごたえ十分なお話でした。
梨園に詳しくない身としては、導入部の説明いろいろ読むのが少し大変でしたが、読み終わって、芸能界と一口に言っても、伝統芸能を守るというのは生半可な事ではないのだなと思いました。
この本はフィクションで、キャラクターはもちろん架空の人物ですが、芸のためには、恋心も親子の情もねじ伏せ、ただ、その身はひたすら、伝統を入れ替えながら伝えて行く「器」であろうとする…
今更ながら、そこに気付いた気がします。
男同士の恋愛物で、時に女性キャラクターは邪魔に感 -
Posted by ブクログ
花に舞う鬼 大幅加筆修正 女形おやま、おんながた 花の銀座 凱史やすふみ 柳沢利章 京から江戸へと伝播 御法度 エロティシズムを喚起させる前髪 野郎歌舞伎 隆盛 日本舞踊の宗家そうけや家元 表裏一体の関係 竹馬ちくばの友 虎視眈眈 猛禽の雛 蛍一郎けいいちろう 梨園りえん 修練の賜物 京二郎きょうじろう 世襲せしゅう 梨園の名跡みょうせきにとって大切なのは芸の伝承であり、生物的遺伝子ジーンよりも文化的遺伝子ミームが優先される。 天真爛漫 妖艶で聡明 どれほど優れた人間が血反吐を吐いても決して届かぬ高みへ、何かの拍子にふわりと昇れる人種を''天才''と言う