東芙美子のレビュー一覧

  • 梨園の娘

    Posted by ブクログ

    ずっとタイトルだけ覚えていて、読みたいと思っていた話。
    歌舞伎役者とその娘の芝居への苛烈な情熱に引きずられるようにページをめくる手を止められなかった!
    梨園の男社会の凄まじさにも何度も絶句。
    娘を一体なんだと思っているのか…何をしても愛情ゆえで許されると思っている父親たちは異常。
    でも結局芝居への情熱が勝り、葵も和解する。
    すごい物語だった。

    0
    2023年11月25日
  • 小説 昭和元禄落語心中

    購入済み

    落語が聞きたくなる

    アニメを見てハマったので、小説も読んでみました。アニメとは少し話が違うところがあり、それがまた面白かったです。時代の移り変わりの中での落語の存在が丁寧に描かれていて非常に面白かったです。これを読んだ後、落語を毎日聞いています。

    1
    2021年01月23日
  • 小説 昭和元禄落語心中

    Posted by ブクログ

    テレビドラマを観てたまたま書店で小説を見つけて読んでます。
    ドラマはまだ続きますが、「芸」を極めていくのって命を削っていかなきゃいけないんでしょうか?
    せつなくなります。戦争があって、終戦 ようやく落語ができる、
    だけど 菊比古と助六の進む道が変わってくる。2人で新しい落語の世界を創り上げるはずだったけど、ドラマも見逃せません。
    読んでいるとドラマの場面が蘇ります。
    原作コミックもあるようで、小説はちょっとという方はコミックはいかがでしょう?
    おススメですよ。

    1
    2018年11月13日
  • 小説 昭和元禄落語心中

    Posted by ブクログ

    落語を知らない人でも楽しめる一冊です。
    落語を知っていたり、落語家の性格あるあるを知っている人は、もっと楽しめると思います。
    読みやすくて、あっという間に読み終わってしまいました。

    0
    2025年12月12日
  • 小説 昭和元禄落語心中

    Posted by ブクログ

    ミュージカル化されると聞きドラマのノベライズをひとまず。。
    後半なぜか涙が止まらなくて、落語の泣き笑いが読んでる私にも起こってるのかと冷静に考えるとおもしろい

    落語のネタが絡む恋と人間の愛とこれどうやって舞台化するんやろか、、、

    0
    2024年11月28日
  • 梨園の娘

    Posted by ブクログ

    歌舞伎の世界を知れる
    梨園の妻や娘の内情もわかりやすい
    ただ、京二郎ムスメへの愛は行きすぎな気がする

    0
    2020年07月12日
  • 梨園の娘

    Posted by ブクログ

    梨園に生まれ、芝居に魅せられた少女。しかしどんなに希有な才能があろうとも彼女は歌舞伎役者にはなれない。女であるがゆえに。
    娘を盲目に愛するがゆえに、役者にしたくない父親たちと、どうしても役者になりたい娘との愛憎まみえたドロドロの攻防戦。
    役者は業の塊ですな・・・。

    0
    2016年05月28日
  • 美男の血

    Posted by ブクログ

    絢爛豪華な衆道地獄、芸の道は修羅の道、大河ロマンというか、時に昼メロ…
    しかし、迦陵頻伽も舞い降りた。
    …そんな感じの、読みごたえ十分なお話でした。

    梨園に詳しくない身としては、導入部の説明いろいろ読むのが少し大変でしたが、読み終わって、芸能界と一口に言っても、伝統芸能を守るというのは生半可な事ではないのだなと思いました。
    この本はフィクションで、キャラクターはもちろん架空の人物ですが、芸のためには、恋心も親子の情もねじ伏せ、ただ、その身はひたすら、伝統を入れ替えながら伝えて行く「器」であろうとする…
    今更ながら、そこに気付いた気がします。

    男同士の恋愛物で、時に女性キャラクターは邪魔に感

    0
    2016年04月30日
  • 美男の血

    Posted by ブクログ

    花に舞う鬼 大幅加筆修正 女形おやま、おんながた 花の銀座 凱史やすふみ 柳沢利章 京から江戸へと伝播 御法度 エロティシズムを喚起させる前髪 野郎歌舞伎 隆盛 日本舞踊の宗家そうけや家元 表裏一体の関係 竹馬ちくばの友 虎視眈眈 猛禽の雛 蛍一郎けいいちろう 梨園りえん 修練の賜物 京二郎きょうじろう 世襲せしゅう 梨園の名跡みょうせきにとって大切なのは芸の伝承であり、生物的遺伝子ジーンよりも文化的遺伝子ミームが優先される。 天真爛漫 妖艶で聡明 どれほど優れた人間が血反吐を吐いても決して届かぬ高みへ、何かの拍子にふわりと昇れる人種を''天才''と言う

    0
    2016年04月21日
  • 梨園の娘

    Posted by ブクログ

    最初は登場人物たちの女々しい話し方になれずもやもやしながら読んでいましたが、後半は気にならない位にガーッと読んでしまいました。

    葵の叩かれても叩かれても折れない根性、父親たちの葵を愛しく思うが故の酷い妨害。

    梨園の男たちはみんな純粋に歪んでいるなあと(笑)

    ただ、葵や京二郎あたりにスポットが当たりすぎて桂や梢が殆ど霞んでいたのが残念。
    清香さんも結構なキーパーソンなのに結構あっさりだったかなー

    歌舞伎を見たことがある方やお好きな方はもっと楽しめるかも。

    0
    2016年02月10日
  • 小説 昭和元禄落語心中

    Posted by ブクログ

    雲田はるこさんの漫画が原作です。
    落語はいちど聞いたことがあるきりだったのですが、この作品に登場する演目を聞いてみたくなって、噺家さんの動画をいくつか見てみました。話し手によって、聞こえ方も、物語のながれも、本当にひとつとして同じものはなく、落語のおもしろさと奥深さを感じました。

    八雲も小夏もそうですが、じぶんのためでなく、誰かのための嘘を密やかに抱えて生きている姿は、落語に潜む艶のようなものと重なって感じられます。
    そこに、破天荒でどこまでもまっすぐな、喜劇のような与太郎が加わることで物語が転がっていくのがメタファーのようで面白い!

    1
    2019年10月07日
  • 小説 昭和元禄落語心中

    Posted by ブクログ

    物語は近代文学的な進行でどこか奥ゆかしく、とこか艶めかしく、心がざわざわする作品。唯一残念なのは、落語の描写が雑であること。落語と心中したくなる思いがかけらも見られない。
    落語そのものの話をもう少し丁寧に、演ずるキャラクターの熱が全然伝わってくるような描写が欲しかった。
    アニメ版か漫画版をお勧めします。

    1
    2019年07月27日
  • 小説 昭和元禄落語心中

    Posted by ブクログ

    菊比古と助六、みよ吉、そして小夏、与太郎の因縁、家族のお話。噺家として生きることってこのお話くらい大変な部分もあるのだろうな、と思いました。与太郎が本当にいい味をだしていて、彼がいるからこその物語だなと感じました。

    1
    2019年01月28日
  • 梨園の娘

    Posted by ブクログ

    周りがどう阻止しようとも、抗えない葵の芝居欲。

    愛するが故に女優になぞさせまいとする大人たち。

    対する双子の片割れ、桂があまりにもダメな子すぎて…

    0
    2016年11月13日