植木雅俊のレビュー一覧

  • サンスクリット版全訳 維摩経 現代語訳
    ◯初期大乗仏教の経典とされているが、既に原始仏教の経典(スッタニパータ)よりも、はるかに思想的には練られている印象。
    ◯空の思想などは、まさに原始仏教の考え方(執着を捨てる的な)を発展しているように感じたが、ただ、スッタニパータを読んだ時ほど、自己の生き方について得るものがあるというか、衝撃を受ける...続きを読む
  • 仏教、本当の教え インド、中国、日本の理解と誤解
    仏教はインド、中国、日本と伝えられてきてどのように変容して受け入れられたのか。現在の日本の仏教とインドで発生した仏教との違いがよく分かる。またそれは、それぞれの国の人々の性質にもよったようである。
  • ほんとうの法華経
    教条的にならず、精神を汲み取り、テキストを解釈していく。対談、それも和やかなものでなく、鋭く切り込み、応答する形のため、図らずもテキストの読みが深くなっている。ちょくちょく日蓮の言葉に及ぶが、彼がいかに法華経、釈迦の精神を深く汲み取っていたか、興味深く読めた。

    テキストがにごるというか、後の時代か...続きを読む
  • 仏教学者 中村元 求道のことばと思想
    書評

    『仏教学者 中村元 求道のことばと思想』

    植木雅俊著

    角川選書 定価1,800円+税

    “本物の思想家”の学究の歩み 鮮やかに描き出す


     卓越した専門性を持ちながらも万学に通じた「本物の思想家」は、百年に一人か二人、存在する。中村元もそうした「本物の思想家」の一人である。古代インド哲...続きを読む
  • 仏教、本当の教え インド、中国、日本の理解と誤解
    おススメ本。古代インドで成立した仏典が、漢訳され、さらに日本の僧侶がそれを解釈するという過程で、いかに誤読や誤解がなされたかを、各テキストを丁寧に比較して検証。形骸化した「葬式仏教」への痛切な批判。
  • 仏教、本当の教え インド、中国、日本の理解と誤解
    ジュンク堂池袋本店で購入しました。
    2011年12月1日。

    読み終えました。2011年12月9日。

    お薦めです。
  • ほんとうの法華経
    最近原始仏典を読み始めたのだけれど、なぜか法華経も気になって、積読してたこの新書を引っ張りだした。

    話がサクサク進むので、入門向きではないです。あと分厚い。
    法華経の内容はざっくり予習でいいけれど、まずは仏教の歴史を一通り頭に入れた上で読んだほうがわかりやすい。

    実際にお経の本文から、この部分は...続きを読む
  • サンスクリット版縮訳 法華経 現代語訳
    ◯訳のおかげで、読みやすくなっているとはいえ、解説が無いと理解が難しい内容。しかし、お経について知る機会はあまりないため、大変興味深かった。
    ◯維摩経は物語としての展開がある分、頭に残りやすいが、法華経は難解な思想書の様相であり、お経特有の繰り返しや、過剰な賞賛によって本質も取りにくい。

    ◯法華経...続きを読む
  • サンスクリット版全訳 維摩経 現代語訳
    1999年に発見されたサンスクリット原典の翻訳。
    他の維摩経と合わせて読みました。

    他訳との比較もところどころ書かれています、
    おそらく忠実に丁寧に訳されているせいだと思いますが、少々クドイ文章のところもあります。
    辞書的に保存版として置いておきたい本です。
  • ほんとうの法華経
    社会学者の橋爪先生が宗教学者の植木先生の法華経の本に色々と質問をする形で法華経を解説したもの。対談方式なので厚い本がすいすいと読むことができた。興味がある内容だったので面白く読めた。しかし、前提知識が無い人には、「最高の仏教入門」とオビに書いてあったが、入門ではないように思う。
  • テーリー・ガーター 尼僧たちのいのちの讃歌
    これは極めて重要な1冊だ。
    特にフェミニズムにとって、重要な思想の歴史になるだろう。

    古くは中村元師の翻訳があり、早島鏡正師のものがあり、そういう先人の成果をしっかりと踏まえたものだ。
    この翻訳は読みやすいし正確だし、素晴らしい。
    後半の、テーリー・ガーターを説明している文章も分かりやすい。
    翻訳...続きを読む
  • ほんとうの法華経
    大乗仏教って、なんか大仰だよね〜。

    というイメージを代表するのが法華経で、苦手な世界。

    このお経は、最高だぞ、と言うばかりで、なにがどうスゴいのか、中身がわからない。
    やたらたくさん、菩薩やら人々がでてくるし、地面から菩薩がでるわ、空中に浮かぶわ、とんでもない数の羅列。。。スペクタクルではあるの...続きを読む
  • 仏教、本当の教え インド、中国、日本の理解と誤解
     P58で、子どもを生き返らせる薬を捜している母親に対し、釈迦が『芥子の実をもってきなさい。ただしその家からは一人も死者を出したことのない家でなければならない。』と諭すと、母親はいくつもの家を訪ね、どの家でも死者がいたことに気が付き、死という事実を受け止め、自身でその悲しみを乗り越えるしか道はないと...続きを読む
  • ほんとうの法華経
    法華経のサンスクリットの原典が1837年に発見された.これまでは中国の鳩摩羅什が漢訳したものを我が国では使ってきた.分厚い解説書なので,気になったところを読んだが,難しい.方便品に「輪廻」が出てくる(p96)が,単なる「生まれ変わり」ではないという解説がある.地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天の六つの...続きを読む
  • 仏教、本当の教え インド、中国、日本の理解と誤解
    この本きてますね~。
    日本の新興宗教ではなく、インドの原始仏典からいろいろ引出しています。中村元先生に師事されていたようです。
    サンスクリット語、パーリ語満載です。
    仏教=宗教を学ぶと言うよりは、東洋思想の一部を読む感覚です。
    面白いです。
  • 仏教、本当の教え インド、中国、日本の理解と誤解
    良かった。でも、完全に好きになれなかった。1章で原始仏教が解説されているのは興味を持てましたが、2章3章で原典と日中での解釈の相違の解説が長かった!ものすごく長く感じてそこが大変でした。好きになれなかった理由です。4章の比較文化論は面白かったです。帯に「壮大な伝言ゲームの果てに。」とあります。まさし...続きを読む
  • 仏教、本当の教え インド、中国、日本の理解と誤解
    「法華経」-2004-、「維摩経」-2011-をサンスクリット語の原典から完訳した在野の仏教学徒である著者が、インドと中国そして漢訳による仏教受容をした日本における三様の仏教理解を、その誤解も含め、一般向けに解き明かしてくれる。
    第三章「漢訳仏典を通しての日本の仏教受容」における先達者たちの意図的・...続きを読む
  • 仏教、本当の教え インド、中国、日本の理解と誤解
    NHK 100分de名著 より。植木雅俊 「仏教本当の教え」

    変容した日本の仏教をインド仏典から見直した本。タゴール、諸法実相、常不軽菩薩 の話は 面白い

    タゴールの思想「アジアは 文化によって 一つでなければならない〜仏教によって実現されていた時代があった」

    タゴールが見出した 仏教の現代的...続きを読む
  • ほんとうの法華経
    2度間を開けてトライしたけど、2度とも挫折。細かいところをつつきすぎてて(厳密?)、私のレベルには合わなかった。対談形式なのでわかりづらいということはまったくないが、法華経って面白いなぁという感じることはなかった。
  • 仏教、本当の教え インド、中国、日本の理解と誤解
    看板倒れな感じです。これをきっかけに仏教とは何かと考えるのがいいかも。本文に出てくる中村先生の本が読みたくなる。